難しいゴルフ場でいいスコアを出したいと思っている上級者、アスリートゴルファーも多くいらっしゃるでしょう。
コースの難しさは人によって違いますが、相対的に難易度を示す数値があるのをご存知ですか?それはハンデキャップゼロのスクラッチゴルファーを基準とした昔からあるコースレーティングと2014年からUSGAを倣って導入されたスロープレーティングです。どちらも数値が大きいほうが難しいということですが、一般のアマチュアにはスロープレーティングを基準にゴルフ場を選んだほうがいいかもしれません。この記事では、静岡県内でレギュラーティーからの難易度の高いコースをご紹介します。
静岡県で難しいゴルフ場特集/コースレート・スロープレートの高い上級者向けコース
浜名湖畔に広がる美しいリゾートコース「グランディ浜名湖ゴルフクラブ」
静岡県浜松市の浜名湖畔にあるグランディ浜名湖ゴルフクラブは、エクシブ浜名湖内にあるリゾートゴルフ場で、リー・シュミット氏設計のもと、2004年に開場した新しいゴルフコースです。18ホールのコースで、レギュラーティーからの全長6,627ヤード、パー72、コースレーティング71.7、スロープレーティング130となっています。リンクスの雰囲気でフラットな地形に造成されており、距離が長くしっかりとしたドライバーショットが要求されます。外国人設計者らしく、ほぼ全ホールに大きな池が絡むレイアウトで、ショット精度の高さが求められます。またアゴの高いバンカーに加え、湖畔に位置するので、時には風もハザードとなって難易度を左右するチャンピオンコースです。
箱根西麓に広がる庭園の中のゴルフ場「グランフィールズカントリークラブ」
2018年女子プロトーナメントのサイバーエージェントレディスが開催されたグランフィールズカントリークラブは、静岡県三島市にある高級感あふれるゴルフコースです。訪れた人が最初に見ることになるクラブハウスは、その豪華さに圧倒されるでしょう。コース自身もさすがトーナメントコースで、レギュラーティーからの全長6,106ヤード、パー72と距離は短いものの、コースレーティング69.6、スロープレーティング130というなかなか手ごわいコースとなっています。なだらかな丘陵地に全体的には広いフェアウェイを持ち、効果的に配置された池やクリークが戦略性を高めています。さらに花道が絞られ、バンカーでしっかりガードされているホールが多いので、スコアメイクには正確な距離感と方向性が要求されます。
あらゆるゴルファーが楽しめるゴルフリゾート「サザンクロスカントリークラブ」
静岡県伊東市にあるサザンクロスカントリークラブは、カジュアルからアスリートまであらゆるゴルファーが楽しめるゴルフリゾートです。富士山や伊豆大島、天城連峰を望みながらゆったりとゴルフを楽しむことができます。しかし、コースは決してやさしくはありません。ベントグリーンを使用する18ホールでレギュラーティーから全長6,347ヤード、パー72、コースレーティング71.3、スロープレーティング129となっており難易度は高いです。距離は平均的ながら、フェアウェイにゆるやかなアンジュレーションがあり、両サイドの樹木が落としどころを狭く見せ、飛ばしよりも方向性が重要視されるコースです。それに加えて、要所にある池がプレッシャーを与え、スコアメイクを難しくしています。
伊豆半島で2番目に新しい本格的チャンピンコースの「中伊豆グリーンクラブ」
静岡県伊豆市にある中伊豆グリーンクラブは、1990年に開場した伊豆半島で2番目に新しいゴルフ場で伊豆を代表する本格的チャンピンコースです。18ホールのゴルフ場で、ティーマークには、それぞれ6つの宝石の名前がついています。レギュラーティー(パール)からでも、全長6,771ヤードと非常に長く、コースレーティング71.6、スロープレーティング130とかなりの難関コースです。平均的ゴルフ場の1.5倍の敷地に造られたコースはかなりの距離があり、4番のロングホールは592ヤード、6番のショートホールで233ヤードと、クラブ選択にも困るようなホールもあり、とてもタフなコースです。練習環境も整っており、木の香りに包まれた開放感のあるクラブハウスとプレー後には源泉を使用した浴室も楽しみです。
大小の池と太平洋からの海風が難易度を高める「浜松シーサイドゴルフクラブ」
1966年に開場され、古くは日本女子オープンも開催した浜松シーサイドゴルフクラブは、静岡県磐田市にある遠州灘に面したシーサイドコースです。18ホールのゴルフ場で、ドワーフグリーン使用のレギュラーティーから全長6,343ヤード、コースレーティング71.7、スロープレーティング132の難しいコースです。フラットな林間コースの雰囲気ながら、樹齢100年を超える老松が大きく構えており、鮫島池を中心とする大小いくつもの池が効果的に配置され、プレイヤーに強いプレッシャーを与えます。太平洋からの海風が強い日には、海風が大きなハザードとなり、ゴルファーを苦しめるでしょう。ちなみにOUTコース7番はゴルフダイジェスト社の日本の名ホール18に選ばれた美しい名物ホールです。
雄大でフラット円熟のチャンピンコースの「ミオス菊川カントリークラブ」
静岡県の西部、掛川市にあるミオス菊川カントリークラブは、安田幸吉氏設計で1974年に開場したゴルフコースです。1984年には日本プロゴルフ選手権も開催された円熟のチャンピンコースです。18ホール、2グリーンのゴルフ場でAグリーン使用のレギュラーティーから全長6,335ヤード、パー72がコースレーティング70.6、スロープレーティング130となっています。なだらかな丘陵地に展開するコースは距離も平均的で、ブラインドホールはほとんどなく、フェアウェイも広くとってあり、OBが気にならないホールが続きます。しかしながら、INコースは林が多く、変化に富んだ構成で、セカンドのクラブ選択に悩むホールが多く、工夫した攻め方が必要となる難しさがあります。
まとめ
今回は静岡県での難易度の高いゴルフコースをご紹介しましたがいかがでしたか?静岡県には富士山近辺や西部を中心に、名門と呼ばれるコースや景観のいいゴルフ場がたくさんあります。もちろん今回ご紹介したコースも戦略性だけでなく景観やホスピタリティに優れたゴルフコースばかりです。中でもグランディ浜名湖ゴルフクラブやサザンクロスカントリークラブはゴルフプレーだけでなくリゾート気分も味わえるコースですので、ぜひ宿泊も兼ねて行かれることをオススメします。きっと大自然の中でゆったりと過ぎる時間の中、新しいゴルフの楽しみ方を感じることができることでしょう。
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