静岡県と言えば、アメリカのゴルフ雑誌、「世界のベストコース100」に毎年ランクインしている「川奈ホテルゴルフコース」が有名ですが、県内には約90ヶ所のゴルフ場が存在し、日本国内のゴルフ場数ランキングでも、6位と、実はゴルフコースに恵まれたエリアとなっています。
伊豆や熱海、御殿場、伊東など本記事では静岡県にある、名門コースといわれるゴルフ場を17ヶ所ご紹介します。静岡県の名門は、どのコースもビジターの受け入れについて寛容なので、ぜひ参考にしてみてください!

静岡県にある名門ゴルフ場

毎年世界のベストコース100に選ばれる名門中の名門「川奈ホテルゴルフコース 富士コース」

静岡県伊東市川奈にある、川奈ホテルゴルフコース 富士コースは1936年に世界的設計家のC.H.アリソン氏によって設計された静岡県最古のシーサイドコースです。毎年アメリカのゴルフ雑誌の「世界のベストコース100」にもランクインしていることと、フジサンケイレディスクラシックが開かれていることでも有名です。永峰咲希プロや吉田弓美子プロ、大山志保プロが優勝を飾っています。ビジターも受け入れており、平日・土日祝日を問わず、前泊の宿泊プランで利用が可能となっています。
名物ホールは15番470ヤードのパー5。岸壁にそって広がる、好ロケーションな打ち下ろしのロングホール。左サイドはすべてOBのため、思い切って打つ勇気と正確性が必要となるティーショットとなります。フェアウェイにはアンジュレーションが効いており、グリーンは手前から早く、奥に外すと寄せるのが難しくなります。同コースは、日本が誇る、世界にも認められた名門中の名門です。

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自然そのままのアンジュレーションとアリソンバンカーによってガードされた高速グリーン「熱海ゴルフ倶楽部」

静岡県熱海市伊豆山にある熱海ゴルフ倶楽部は、川奈ホテルゴルフコースに次いで、静岡県内で2番目の1939年に設計されたパー33、9ホール構成の山岳コースです。設計は日本アマとして活躍した赤星四郎氏によって行われました。現存するゴルフ場の中では数少ない、モッコとツルハシを使って人力で造られており、9ホールのグリーンを変えて2周することで、18ホールをまわるスタイルをとっています。レギュラーティーからのコース距離が4,186ヤード、バックティーからでも4,467ヤードと非常に短く設計されていますが、自然の起伏や、アリソンバンカーによってガードされた砲台の高速グリーンは、簡単には攻略させてくれません。ビジターにも広く開放されており、平日・土日祝日を問わず、インターネットで予約をすることができます。名物ホールは1番ホール、148ヤードのパー3。距離は短いですが、打ち下ろしになっていることがクラブ選択を難しくさせます。手入れのよいコースと落ち着いた雰囲気のクラブハウス、歴史と格式を感じられる名門コースです。

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静岡県内で4番目に開場した「ゴールド川奈カントリークラブ」

静岡県伊東市吉田にあるゴールド川奈カントリークラブの歴史は、米軍接収の川奈ホテルゴルフコースに対して、1948年に観光客の誘致を目的につくられたことから始まります。当時は18ホール5,875ヤード、パー71の一碧コースが造られ、その4年後に天城山麓を巡る高原風の国際コース18ホール、7,350ヤードのパー76が増設、36ホールのゴルフ場として運営されます。しかし、ゴルフ場開場の目的も観光客誘致目的と、競技のためのゴルフコースではなく、観光資源としてのゴルフ場だったこともあり、一碧コースは別荘地として分譲され消滅してしまいます。残った国際コースも6,759ヤードのパー72の18ホールのゴルフ場に改修され、名称もゴールド川奈カントリークラブに変わり、現在に至ります。歴史ある名門コースながら、ビジターを広く受け入れており、インターネットでのラウンド予約も可能となっています。コースの特徴としては、コースの全体に程よい高低差がつくられ、アップダウンと広々としたフェアウェイでプレーを楽しむことができます。名物ホールは12番の481ヤード、パー5。開けたティーグラウンドの前方に池、そして山を望み景観を楽しむことができるロングホール。静岡県としては4番目に歴史があり、手造り時代のコースを楽しむことができる名門ゴルフ場です。

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溶岩地帯の原生林を人力で切り開いて造成された「大富士ゴルフクラブ」

静岡県富士市今宮にある大富士ゴルフクラブは、丸火の原野と呼ばれる富士南麓の溶岩地帯に広がる原生林に、6ホールのゴルフ場として1954年に開場。工事は完全な人力によるもので、溶岩を砕き、木を伐り、土を運び、野芝を集めては張り、芝が足りなければ山の野草を採り張られるなど、大掛かりな工事となりました。翌年には3ホールが増設され9ホールへ。当時、初めて砂地に芝を張ることを成功させた、農学博士の丸毛信勝氏によって設計が行われます。自然のままのアンジュレーションが特徴とされ、フラットなライがひとつもない、常に左右どちらかの足を上げてのショットを強いられます。開場から6年、総ヤード数6,010ヤード、パー71の18ホールへと拡大し、その後さらに改修が加えられ6,352ヤード、パー72の現在の姿へと変わります。会員制をとりながらも、広くビジターへの門戸が開かれており、会員からの紹介や同伴が不要となっています。名物ホールは3番ホール、158ヤードのパー3。コース距離は短いものの、フェアウェイのアンジュレーションやコース内に植えられた樹木によって正確なショットが求められます。グリーンは奥になるにつれて狭くなっているため、手前から攻めていくのが攻略のキモです。富士山と駿河湾、素晴らしい景色を望みながらラウンドができる名門コースです。

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すべてのホールから富士山を望むことができる「富士カントリークラブ」

静岡県御殿場市東山にある富士カントリークラブは、1958年にトップアマ、そして設計家として活躍した赤星四郎氏の設計によって開場した丘陵コースです。東名高速道路・御殿場インターチェンジから約2kmと非常にアクセスが良く、標高470mにクラブハウスがあるため、夏場は涼しく、冬は雪が少なく、快適にラウンドすることができる条件が整っています。開場から半世紀を越えて会員を中心に運営されてきましたが、現在ではビジターにも広く開放されており、インターネットからラウンド予約をすることができます。名物ホールは、17番ホール、471ヤードのパー5。やや左ドッグレッグの緩やかな上りのロングホール。ティーグラウンドからの高低差は約37mになり、ティーショットは左側のOBに注意が必要です。一打目の狙い所はフェアウェイ右側へ。左側にはマウンドがあるため、左に落としてしまうと2打目の難度があがります。グリーンは18ホールの中でも一番広い二段グリーンとなっているため、ピンの位置に注意して攻めることがスコアメイクにつながります。どのホールからも富士山を望むことができる雄大な景観と風格は誰もが認める名門です。

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コンセプトは誰にでも楽しめるゴルフ場「富士平原ゴルフクラブ」

静岡県御殿場市水土野にある富士平原ゴルフクラブは、1959年に「誰にでも楽しめるゴルフ場をつくる」ことを目的に、広瀬義忠氏の設計によって富士、箱根コースの18ホールのゴルフ場として開場、その5年後に丹沢コースが完成し、27ホールのゴルフ場として運営を始めました。ゴルフの大衆化を図り、会員権の一次募集は100,000円という、破格の設定で行われたことでも話題となっています。
過去には1973年のファーストフライトや、1979年の富士平原女子オープンなどのトーナメント舞台となり、河野高明プロや樋口久子プロが優勝を飾っています。ビジターの受け入れは組数を限定してインターネットでも予約を受け付けています。名物ホールは、富士コースの4番ホール、356ヤードのパー4。ほんの僅かに打ち下ろした直線的なレイアウト、グリーン左手前には小さな池が配置されており、そこで振り返れば雄大な富士山を望むことができます。親しみやすい名門として知られるゴルフ場です。

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芦ノ湖、富士山、そして駿河湾を一望できる「芦の湖カントリークラブ」

静岡県三島市字南原菅にある芦の湖カントリークラブは、アマチュアの名プレーヤー佐藤儀一の設計によって1960年に18ホール、6,814ヤードのパー72のゴルフ場として開場しました。富士箱根国立公園内に位置し、北東には芦ノ湖、西には富士山と駿河湾を一望できる、素晴らしいロケーションの名門ゴルフ場として知られています。会員制を採用していますが、一日あたりの受け入れ組数を限定して、ビジターの予約を受け付けています。名物ホールは4番ホール、612ヤードのパー5。コース内で最も距離がある長めのロングホール。やや左ドッグレッグのレイアウト、グリーン手前には左右のOBラインが待ち構えています。長めのロングということも相まって、フェアウェイキープがスコアメイク上の必須要件となっており、気を抜くことができません。同ホールのグリーンから望む富士山と駿河湾の雄大な景色は、一見の価値あり。

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三菱グループのフラッグシップコース「富士国際ゴルフ倶楽部」

静岡県駿東郡小山町用沢にある富士国際ゴルフ倶楽部は、1961年に開場した三菱系のフラッグシップコースとして知られる名門コースです。設計は、六郷ゴルフ倶楽部や横浜カントリークラブなどの設計をした相山武夫氏と、三菱地所によって行われました。全体的にフラットでプレーしやすいコースながら、富士山に向かってショットを打つホールが多くあるため、印象に残るラウンドをすることができると人気を呼んでいます。ビジター利用についても非常に寛容なゴルフ場となっていて、インターネットでも気軽に予約が可能です。コースの構成はキャディー付き専用の富士コースとセルフ専用の乙女コース、合計36ホール構成となっています。富士コースの名物ホールは、12番ホール、グリーン奥に鎮座する富士山に向かって攻める544ヤードのパー5。グリーンの手前にはゴルフ場の歴史を感じさせる老松がそびえ、ゴルファーの行く手を阻みます。

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遠江国(静岡県西部エリア)初のゴルフ場「浜名湖カントリークラブ」

静岡県湖西市白須賀にある浜名湖カントリークラブは、1961年当時の遠江国(遠州)初のゴルフ場として、品格あるコースをつくると評判のプロゴルファー安田幸吉氏(初代PGA会長)の設計によって開場しました。同コースをラウンドしたアマチュアの名手、鍋島直泰氏にも「一見意地悪いように見えても必ず花道が開けていて非常に良くできたレイアウト」と言わしめたほどの名コースです。1968年に第19回日本プロゴルフ東西対抗競技の舞台になったことを皮切りに、多くのトーナメントが開催されます。会員制を採用し、ビジターは平日の枠のみインターネットで予約が可能となっており、土日祝日は会員の紹介が必要となっています。名物ホールは、浜名湖コース1番ホール、368ヤードのパー4。ホール右側のOBが浅いため、ティーショットはやや左を狙い、セカンドはオーバーさせずに手前から攻めていくのがベターです。

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そのグリーンの難度には苦情が入るほど調整が図られた「富士小山ゴルフクラブ」

富士小山ゴルフクラブは、静岡県御殿場の近く、駿東郡小山町大御神(おおみか)の山地内にあるゴルフ場です。開場は1962年、設計者は当時カナダ・カップ(現ワールドカップ・オブ・ゴルフ)優勝で人気絶頂だった中村寅吉氏。設計にあたり、「プレーをエンジョイできるよう池のプレッシャーは少なく、バンカーからのリカバリーも容易に。」と注文を受けたためグリーンで難易度の調整が図られています。そのグリーンは難しすぎると苦情が入るほどでした。1982年に同コースで開催された関東オープンでは、ジャンボ尾崎氏が2オーバーのスコアで優勝し、それに対し中村寅吉氏が「グリーンが難しすぎたかな」と呟いたという逸話もあります。現在は土日祝日問わずビジターに開放されているようですが、ネットの予約サイトなどでは平日のみの枠を受け付けている模様。
名物ホールは13番ホール、379ヤードのパー4。雄大な富士山を望むことができる、緩やかな打ち上げのミドルホールです。ティーショットはフェアウェイ右サイドから攻めていき、グリーン手前のバンカーには注意を払う必要があります。

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ゴルフ発祥の地に通じる砂丘地帯に広がる「浜松シーサイドゴルフクラブ」

静岡県磐田市鮫島にある浜松シーサイドゴルフクラブは、ゴルフ発祥の地、リンクスランドに通じる、遠州灘にある広く、平坦な砂丘地に1966年に開場しました。夏は遠州灘からの海風で涼しく、冬は防風林で暖かい。そして砂地のため水捌けも良く水源もあるという、ゴルフコースにとっては非常に良い条件が揃った土地でした。設計は石川県の名門コース、片山津カントリー倶楽部の創業に携わり、コースの改造も手がけた福田富市氏。福田氏は片山津カントリー倶楽部に携わって以来、「いつか自分のコースを造る」という夢を持ち続け、全国を視察の末にたどり着いたのがこの静岡県磐田市の地でした。
ビジター予約については広く受け入れていますが、公式サイト上での予約のみに限られていることに注意が必要です。名物ホールは8番ホール、172ヤードのパー3。広い池とグリーン手前の両側に老松がそびえ、風読みが難しい上空のハザードが特徴のショートホールです。ゴルフ発祥のリンクスを意識してつくられた名門コースの一つです。

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富士山の位置を意識しながらのプレーが攻略のポイント「東富士カントリークラブ」

静岡県駿東郡小山町大御神にある東富士カントリークラブは、三菱グループが富士スピードウェイのレース場敷地内の約30万坪の余剰地を利用して1967年に開場させたゴルフ場です。標高約600mに位置するため、夏は涼しく、冬は暖かく快適にラウンドすることができます。フェアウェイは広いものの、セカンドショットが打ち上げとなっていて、グリーンが視認できないホールが多いので注意が必要です。
個人よりも法人会員向けとなっていますが、現在ではビジターにも広く開放されているため、インターネットでも予約が取れるようになっています。名物ホールは9番ホール、458ヤードのパー4。やや距離のある打ち下ろしのミドルホールとなっており、1打目は一本松の左を狙い、無理せず3オンで攻めていくことが攻略の鍵です。グリーンは全体的に傾斜の強い受けグリーンが多いため、定石通り手前から攻めていきましょう。また、グリーンの芝目が富士山から順目となっているので、富士山の位置を意識しながらのプレーが望ましいコースです。

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有村智恵プロが劇的なアルバトロスを達成した「東名カントリークラブ」

静岡県裾野市にある東名カントリークラブは、竹村秀夫氏設計で1968年に開場した、富士山の絶景と高速グリーンが特徴の丘陵コースです。広々とした設計の「愛鷹」「裾野」「桃園」3コース27ホールは、打ち上げ、打ち下ろし、谷越え、池越えとそれぞれ違う表情を持ち、富士山を眺めながらラウンドできる贅沢なゴルフコースです。
スタンレーレディスゴルフトーナメントの開催コースで、過去にはアン・ソンジュプロ、イ・ボミプロ、上田桃子プロらが優勝しています。
名物ホールは、打ち下ろしで池越えのロングホール、裾野8番パー5で、2011年のスタンレーレディスゴルフトーナメントで有村智恵プロがアルバトロスを達成した劇的な瞬間を生んだホールでもあります。
ビジターでもゴルフ場予約サイトから予約可能なので、毎年女子プロの熱戦が繰り広げられるチャンピオンコースでラウンドしてみたい人にオススメです。

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国内唯一の19ホール構成のゴルフコースを有する「静岡カントリー 浜岡コース」

静岡県御前崎市にある静岡カントリー 浜岡コースは、和泉一介氏が設計し、1969年に開場した、冬でも緑のフェアウェイでプレー可能なエバーグリーンコースです。変化に富んだ「高松コース」と、技術力を試される「小笠コース」の2コースからなり、小笠コースは国内唯一の19ホールで、1ホール得した気分を味わうことができるのが特徴的です。キャディー付きプレーのみの高松コース、セルフプレーの小笠コースとラウンドスタイルもそれぞれ異なります。
名物ホールである高松コース9番パー4は、クラブハウスに向かって豪快にショットする打ち上げのミドルホールで、フェアウェイは広めですが、左のバンカーに入ると2オンが難しくなるため、ティーショットは右サイドを狙うのが得策でしょう。
予約サイトからも予約できるので、会員でなくでもラウンド可能な、幅広くゴルファーを受け入れている名門コースです。

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ヤマハレディースオープンの舞台「葛城ゴルフ倶楽部」

静岡県袋井市にある葛城ゴルフ倶楽部は、名匠・井上誠一氏が手がけ1976年に開場した、格式高いチャンピオンコースです。
池とバンカーのレイアウトが特徴的な戦略性の高い「山名コース」、なだらかな丘陵地に展開し、ゆとりのある設計の「宇刈コース」の2コース36ホールで構成されています。
毎年、山名コースでは春の女王戦「ヤマハレディースオープン」が開催されていて、アン・ソンジュや古閑美保プロなど名だたるゴルファーが優勝していますが、その山名コースの中でも6番パー4は、10個のバンカーが巧みに配置されている名物ホールです。フェアウェイ右のバンカーを避けてティーショットは左サイドを狙うのがポイントですが、グリーン回りにもバンカーが散在しガードされているため、最後まで距離と方向性が求められプレッシャーのかかるホールです。
予約サイトからもラウンド予約可能で、女子プロゴルファーの気分でトーナメントコースをラウンドできる名門コースです。

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プロもプレーを憧れる、三井住友VISA太平洋マスターズ開催コース「太平洋クラブ 御殿場コース」

太平洋クラブ 御殿場コースは、加藤俊輔氏が1977年に設計した、なだらかな富士の裾野に広がる丘陵・林間コースです。プロが一度はプレーしたいと憧れる、三井住友VISA太平洋マスターズ開催コースで、過去には松山英樹プロ、片山晋呉プロ、石川遼プロらが優勝を果たしています。また2001年の国別対抗WGC・EMCワールドカップ開催コースでもあり、タイガー・ウッズらトッププレイヤーが観客を熱狂させ数々のドラマを生んだ名門中の名門コースです。
ロングホールの18番パー5は、2001年のワールドカップ最終日にタイガー・ウッズが奇跡のチップイン・イーグルを決めた名物ホールで、ロングヒッターであれば追い風時にショートアイアンでも2オン狙い可能ですが、向かい風の場合はレイアップかどうか選択を迫られる悩ましいホールです。
ビジターの場合は、平日はメンバーの紹介、土日祝はメンバー同伴で利用可能のようなので、世界の名プレーヤーを魅了したコースで一度ラウンドしてみたい人は調べてみるといいでしょう!

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石川遼プロと小林正則プロの熱戦が繰り広げられた「グランディー浜名湖ゴルフクラブ」

静岡県浜松市にあるグランディー浜名湖ゴルフクラブは、リー・シュミットが設計し、2004年に開場した丘陵
コースです。コースはフラットですが、全ホールに池やバンカーが巧みに配置され、浜名湖からの風がスコアを左右するので、その日の風を読むことができなければ好スコアは望めないでしょう。
とおとうみ浜松オープンが開催され、2011年の第1回大会では、プレーオフの末、小林正則プロが石川遼プロをくだして勝利をおさめたチャンピオンシップコースです。
池に浮かぶようなアイランドグリーンの5番パー3は、景観の美しさに目を奪われてしまうものの、グリーン左のバンカーはアゴが高く、入れてしまうとパーセーブが難しくなり、西風の影響も考慮しなければいけない難関名物ホールの1つです。
ビジター利用に関しては、会員本人からの予約に限り、紹介、同伴でのラウンドが可能のようです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。静岡県にある名門コースとよばれる17ヶ所のゴルフ場を紹介しました。
川奈ホテルゴルフコース以外にもこんなにも名門コースがあったことに驚いた方も多いのではないでしょうか。
17ヶ所というゴルフ場の数は、兵庫や千葉にも匹敵する数となっており、また土地柄、富士山や駿河湾を望みながらのラウンドが可能なロケーションに恵まれたゴルフ場が多いことも特徴の一つです。
ゴルファーならば、一度は富士山を望みながらのラウンドは経験してみたいものですよね。
ぜひ本記事を参考に、静岡県の名門コースに挑戦をしてみてください!

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