難しいと言われているコースは回ってみたいと思うものの、足を運ぶ勇気がなかなか出ないと言う方は少なくないと思います。ボールが真っ直ぐ飛ばないと緊急事態ですが、調子良くラウンドできれば最高の一日となり、込み上がる自信が次のゴルフを更に楽しいものにするでしょう。マイナス面は考えず踏み出すべきです。今回は滋賀県にある上級者向けのゴルフ場をピックアップし紹介します。ハンディキャップ無を基準に算出するコースレーティングと有するプレイヤーを対象にするスロープレーティングの難易度を参考にチャレンジの場をご検討ください。
※スロープレーティングは、USGAの商標で、JGAとUSGAコースレーティングとボギーレーティングの差に基づいて算出されており、55から155の整数で表されています。標準難易度は、113が基準とされています。

滋賀県で難しいゴルフ場特集/コースレート・スロープレートの高い上級者向けコース

チャレンジ精神を持つ人に充分なステージが用意し門を開いている「近江カントリー倶楽部」

滋賀県湖南市にある近江富士の眺望佳景の近江カントリー倶楽部は、名神高速道路竜王インタチェンジから4kmとアクセスの良い腕試し抜群のゴルフ場です。全18ホールのコースは、レギュラーティーからのコースレーティング71.4、スロープレーティング134、コース距離6,416ヤードの樹木と池を巧く配置した広いフェアウェイが思い切りの良いショットを可能にしてくれます。OUTはロングヒッターにとって打ち甲斐があり、池越えやドッグレッグなど攻めも楽しめるでしょう。INはテクニシャン向けとなり14番、16番の池と松の与えるプレッシャーに克服意欲が高まります。砲台グリーンも多く、アプローチショットなどボール運びを得意とするゴルファーにはたまらないレイアウトです。

四季の移り変わりを眺めながら造成の粋が息づくフィールドと駆け引きできる「朽木ゴルフ倶楽部」

滋賀県高島市にある個性的な戦略性が人気の朽木ゴルフ倶楽部は、自然と造形相応の美しさを兼ね備えた林間ゴルフ場です。30年ほど親しまれてきた18ホールに最先端の土木技術を駆使し地形の素材を極力残した9ホールを加え、最難関となる組み合わせのコースは、新×OUTで、コースレーティング72、スロープレーティング138、6,393ヤードの距離をレギュラーティーにて造り上げています。OUTは打ち上げ打ち下ろし、谷越えに池越えなどドライバーショットが重要なポイントとなり、メンタルとの勝負になるでしょう。全体的にスペースのあるINは方向性を重視した果敢な攻めでスコアアップが可能です。ピンフラッグの見えないセカンドを迎える5番は特に難易度が高く、多くのプレイヤーの胸を高鳴らせています。

甲賀の自然に展開する濃緑の舞台が品格を醸し出す「甲賀カントリー倶楽部」

滋賀県湖南市にある花々と小鳥のさえずり溢れる甲賀カントリー倶楽部は、山々に囲まれた丘陵タイプのゴルフ場です。曲がり過ぎるとスコアメイクが大変になる斜面を両側に付された全18ホールのレイアウトは、レギュラーティーながらコースレーティングが70.9、スロープレーティング132、コース距離6,451ヤードを成し、静かに心を揺らします。適度な距離とアップダウンのあるOUTは複雑に変化するライが思考に働きかけ攻略を楽しませてくれるでしょう。INはホール間をセパレートする赤松が美しく、広いフェアウェイに大胆なショットで挑めますが、大きい波のようなうねりもあり落とし場所の戦略が求められます。幾度となく訪れる人が多く、京滋エリアトップクラスの人気です。

変化を抑えたシンプルなセッティングがショットの基本を厳求してくる「コムウッドゴルフクラブ」

滋賀県甲賀市にあるなだらかな起伏のコムウッドゴルフクラブは、名の由来「集いの森」にある通り、多くのゴルファーの交流を促すゴルフ場です。27ホールを想定していた敷地での18ホールはレギュラーティーのコース距離6,732ヤードを確保し、程よいハザードの配置がコースレーティング71.4、スロープレーティング129を生み出しています。各ホールの難しさの追求にこだわらず総合的に戦略を考えていく面白さを施した三浦一美氏設計に、幅広い層のプレイヤーがスコアメイクの楽しさを感じる事でしょう。18番はグリーン手前の池がセカンドショットの難易度を上げていて、一打目でボールをどこに運ぶかがカギとなります。数十年の樹齢の大木を携えた本格派のレイアウトです。

多くの有望選手を育んできたトーナメンントレベルの台地を相手にできる「滋賀ゴルフ倶楽部」

滋賀県甲賀市にあるLPGA認定の滋賀ゴルフ倶楽部は、歴史ある関西オープン第74回大会が開かれ、石川遼選手がプロ転向後に初優勝を飾ったことでも有名なゴルフ場です。全18ホールで県内トップクラスを誇る難易度はレギュラーティーでのコースレーティング73.2、スロープレーティング134、コース距離は6,746ヤードの距離を有し、毎年女子プロ選手の登竜門とも言えるクォリファイングトーナメントが行われています。ベント芝はアンジュレーションの効いた高速グリーンとして十分に仕上げられ、OUTはフェアウェイが広く一打目の攻め方がスコアメイクの要となるでしょう。INはアップダウンなどコース毎の変化が富んでおり、コースマネジメントと失打に注意した良い緊張感のあるラウンドを楽しめます。

規模と美と造りがいずれも卓越するチャンピオン格の理想的36ホールの「タラオカントリークラブ」

滋賀県甲賀市で関西随一のスケールを誇るタラオカントリークラブは、県内トップクラスの質の高さを持つ総合リゾートゴルフ場です。難易度が高いのは、西コース(メイングリーン)で、池の配置を特徴とするレギュラーティーのコースレーティング71.8、スロープレーティング140、距離6,665ヤードのレイアウトが最高のゴルフライフをプレイヤーに提供しています。大きい樹木が少なく見渡せるフェアウェイは遠近のトリックとなり、クラブ選択や各ショットの戦略を深く考えさせてくるでしょう。西コースの12番ショートホールは、ティーイングエリアから正面はほぼ池となっており、1オンを狙うと池に吸い込まれてしまうというプレッシャーがかかるホールとなっています。各ホールの勝負所のショットとなるグリーン周りとセカンド付近には、ウォーターハザードが設けられていて、2012年の日本プロゴルフ選手権ミノルタ杯を開催したクオリティーの凄さを伺い知るところです。

全36ホールが奏でる丘陵地に置かれたチャンピオンコースの真骨頂たる「日野ゴルフ倶楽部」

滋賀県蒲生郡日野町にある総面積約50万坪の日野ゴルフ倶楽部は、優雅な雰囲気が漂うプロゴルファー好評のゴルフ場です。1979年の日本オープンにも選ばれたゴルフ場でもあります。レギュラーティーからのコースレーティング72.4、スロープレーティング131、距離6,538ヤードの公式競技常連の難易度を誇っています。キングの名の付く18ホールは、最新のニューベントに改造されたアンジュレーションのある高速グリーンがプレイヤーのパッティング力を試し、見直された多様のハザードなどと共に全体を通して技量の高さを求めてくるでしょう。自然回帰を主眼に造られたコースを存分に堪能してください。

点在する名所旧跡と共に琵琶湖の美景を織り成すアスリート級戦略度の「比良ゴルフ倶楽部」

滋賀県大津市にある比良の山並みの裾野に展開された比良ゴルフ倶楽部は、恵まれた自然の環境を最大に活かしているゴルフ場です。雄大な丘陵地にある全18ホールは、メイングリーンでのラウンドで、コースレーティング70.4、スロープレーティング134、コース距離6,442ヤードをレギュラーティーにて用意し、頭脳的なプレイをゴルファーに求めてくるでしょう。高低差は少ないものの池越えに谷越え、ドッグレッグと言った個性的なレイアウトがフェアウェイキープにとどまらない数段上のコントロールショットを必要とし、特にきつい傾斜を持つ5番のフェアウェイは落としどころの難しいホールであり攻め甲斐があります。ベテランの方でもパッティングの際に悩んでしまう気付きにくいグリーンのアンジュレーションも手ごたえ抜群です。

トーナメント常連地にして県内最古の歴史ある貫禄著しい「琵琶湖カントリー倶楽部」

滋賀県栗東市にある比叡の山並みの眺望がすばらしい琵琶湖カントリー倶楽部は、日本オープン、日本シニア、パナソニック、日本女子と国内4大オープン全ての会場を担ったゴルフ場です。様々なツアー大会の場を務めたコースは、栗東、三上、琵琶湖の各18ホール、全54ホールあります。最難易度のラウンドは、琵琶湖OUT×栗東IN(ベントAグリーン)でラウンドするコースで、レギュラーティーからのコースレーティングは71.9、スロープレーティングが132、コース距離6,511ヤードとなっており、上級者ゴルファーの挑戦を心待ちにしています。老松がセパレートする栗東コースは距離もあり豪快なショットを楽しめます。起伏の変化が特徴の琵琶湖コースと合わせてのレイアウトが打の妙技を誘うでしょう

世界的名プレイヤーが手掛けた実力派も楽しく攻め込める「富士スタジアムゴルフ倶楽部南コース」

滋賀県甲賀市の標高220メートルにある富士スタジアムゴルフ倶楽部南コースは、歴代名高い男子プロゴルファー尾崎将司氏が監修したアメリカンスタイルのゴルフ場です。高低差は約10メートルとなり、レギュラーティーでの難易度をコースレーティング71.7、スロープレーティング130、距離6,707ヤードに整備されたレイアウトは、まるで「ジャンボ尾崎」に挑戦するかのような興奮を抱かせてくれます。池の配置が多く戦略を立てる上でのキーポイントとなるでしょう。4番のミドルは右サイドのOBと左のバンカーが正確なティーショットを要求してくるハンディキャプ1のホールもあり、全国高等学校選手権春季大会男子の部3年連続開催などレベルの高さは折り紙付きです。

ウォーターハザードのトリッキーな仕掛けに技の駆使甲斐ある「名神竜王カントリー倶楽部」

滋賀県甲賀市にある水と森の美しい名神竜王カントリー倶楽部は、彩られた赤松の樹齢がにじませる重厚明媚なゴルフ場です。林間丘陵地に展開されるレギュラーティーからのコースレーティング71.2、スロープレーティング133は、有名コースデザイナー渡辺弘氏による巧妙に使われた様々な大小の池の効用であり、コース距離6,516ヤードの広さでゴルファーを魅了します。ロングとミドルのバランスが良く、谷越えも含まれた飽きの来ない趣向は、様々な攻略方法を楽しませてくれるでしょう。最終となる18番は凡そ2万㎡と言われる安養坊池を2度克服するタイトなホールであり、度胸も試されます。コントロール重視のテクニカルショットに興ずるレイアウトです。

身に付けた力量を思う存分発揮して大地と競り合う醍醐味が待っている「メイプルヒルズゴルフ倶楽部」

自然が美しい信楽のなだらかな丘陵地に恵まれた滋賀県甲賀市にあるメイプルヒルズゴルフ倶楽部は、小林祐吉氏デザインのメリハリあるリズムの効いたゴルフ場です。レギュラーティーでのコースレーティングを71.3、スロープレーティングを133とし、6,484ヤードのコース距離が思考と技術の限りを尽くす一打を求めてきます。フラットな造形ですが絞り込まれたフェアウェイは高い精度のティーショットを要するでしょう。大きめのグリーンでは強いアンジュレーションや2段グリーンなどにアプローチの緊張感が高まり、最後まで胸の高まりは続きます。ショートとロングが入り乱れるインは9ホール通じて攻め応えがあり、競技心地を満喫できる素晴らしいラウンドです。

まとめ

滋賀県内に堂々と居しているレギュラーティーでの難易度の高いゴルフ場を紹介いたしましたがいかがでしたか。それぞれ特徴を秘めていて数字にプラスされる難しさや面白さを読み取れることができたらと思います。いろいろピックアップした中でオススメしたいのはメイプルヒルズゴルフ倶楽部です。個々のホールと共にコース全体を通してプレイヤーの挑戦意欲を高める造りは流石と言う他にないでしょう。戦略の方法に限りが見つからない、何度トライしても飽きないラウンドを叶えてくれます。心の奥に潜んでいるチャレンジ精神を思いきり発してください。

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