キャロウェイ エピックフラッシュスター ドライバーを編集部で試打評価！

Callaway(キャロウェイ)EPIC FLASH シリーズは、新たな技術としてFLASHフェイスを開発し、ゴルフクラブに採用しました。FLASHフェイスは、ボールの初速を最大化するため、AIによる自己学習を何度も繰り返させて導き出した左右非対称で波打つ独特な凹凸を持たせたフェイスとのことです。AIの導入により実現した開発のため、公式サイトでは、「AI生まれのフェースで、飛びの新時代へ。」と謳っています。

Callaway(キャロウェイ)のEPICシリーズは2年ぶりのモデルチェンジ。あらたに搭載されたFLASHフェースに、従来から採用されているJAILBREAK テクノロジーなど、盛りだくさんの新モデルを編集部で試打してきましたので、レビューしていきます！

グラフ通り、球の高さや捕まりが非常に良く、優しさを全面に出したドライバーだと言えます。ヘッドスピードが遅い方でも、弾道の高さはしっかり出て、しっかり捕まるので、スライサーの方も安心できるドライバーになっています。

ヘッド体積は460cm3の大型ヘッドで、クラウン後方部の投影面積は広く、面長形状になっています。直進性が高いヘッドの特徴とも言えますね。今回もヘッド後方はカーボン素材で作り上げています。

トライアクシャル・カーボンクラウンという素材で、ヘッド軽量化を行っているので他の機能を加えることが可能になり、慣性モーメントを最大化できるようになりました。

フェイスの厚みは、シャローになっていて、高弾道の球質になりそうなフェイス面
になります。冒頭でも説明している通り、FLASH フェースは、AIが自己学習を繰り返し、設計と修正を行う行程を15,000回実行し、フェイス裏面は凹凸があるフェイスを作り上げたようです。

今回も、Callaway(キャロウェイ)では、お馴染みになった、ヘッド内部の2本の柱がインパクト時の振動を抑え、ボール初速が速くしてくれる効果があるJAILBREAK テクノロジーをソール前方のヘッド内部に装載しています。

また、ソール後方のペリメーター･ウェイティングは12gのウエイトをレール状で動かすことにより、弾道調整が可能です。

シャフトはSpeeder EVOLUTION for CWのSRシャフト。トルクは5.7で中調子に
なっています。今回のヘッドと同じ配色になっていて、統一感が出ていますね。

番手	W#1
フェース素材/構造	鍛造6-4チタン / Flash Faceテクノロジー
ボディ素材	8-1-1 チタンボディ＋トライアクシャル・カーボンクラウン＋ペリメーターウェイト約12g
クラブ長さ (インチ)	45.75
ヘッド体積（cm3）	460
ロフト角（°）	9.5	10.5
ライ角（°）	59.5

※メーカーのカタログスペック

シャフト名（硬さ）		Speeder EVOLUTION for CW(S)	Speeder EVOLUTION for CW(SR)	Speeder EVOLUTION for CW(R)	Tour AD VR-5(S)	Speeder EVOLUTION V 569(S)
ラインアップ	9.5	○	□	□	□	□
	10.5	○(L)	○[L]	○(L)	○(L)	○(L)
バランス		D2			D1	D2
クラブ重さ		約293g	約292g	約290g	約300g	約301g
シャフト重さ		約52g	約51g	約49g	57g	59.5g
シャフトトルク		5.6	5.7	5.8	4.5	4.5
シャフト調子		中調子			中調子	先中調子

※メーカーのカタログスペック

構えた第一印象は、ヘッドの後方部が広く伸び、面長形状になっていて寛容性が高いヘッドです。フェイスの向きは、少し左を向いていて、捕まりが良さそうなヘッドです。
ワッグルしてみると、ヘッドの軽さは顕著に感じます。これは、メーカーの説明にあったように、シャフトの脱着式ホーゼルがないことで、ヘッドの軽さを、ワッグル時に感じることができました。

実際打ってみると、打球音は高めで、弾道も高く、ボールが物凄く捕まります。試打したシャフトがSRだということもありますが、右側に逃がして打っても捕まえてくれます。ヘッドスピードが遅めで、スライサーには優しいドライバーだと思いました。

打感は固めで球離れも速く、反発は高いと思いますので、初速はかなり出ている印象です。レンジボールで打っているので、はっきりとわかりませんが、飛距離不足な方には、相性が良いと思います。

また、ソールに着いているペリメーター･ウェイティングを、フェードに動かしてみると、捕まりが抑えられます。試打の際にも調整して使ってみましたが、かなり効果を感じられました。購入後でも、捕まり過ぎる方は、ペリメーター･ウェイティングで調整できるのは、嬉しいですね。

今回、純正シャフトのSRでしか試打ができなかったため、非常に捕まる印象でしたが、カスタムシャフトを入れてみると、違う結果になっていたかもしれません。それでもヘッドの基本性能は、捕まりと高弾道になるヘッドだと思いますので、スライサーには自分の技量を補ってくれるようなドライバーだと思います。

■動画
実際に打ってみた際の動画は以下

撮影協力
井山ゴルフ練習場：https://www.iyama-golf.com/

Yupiteru(ユピテル)で計測。(レンジボール仕様)
しっかり捕まるので、スライサーやフェードを持ち球にしている方は安心して打って
いけますね。

今回はCallaway(キャロウェイ)EPIC FLASH STARを試打を実施しました。

EPIC FLASH STARも、前回のCallaway（キャロウェイ）ローグスターと同じように、弾道の高さは相変わらず高く出るので、キャリー不足に悩んでいるゴルファーに嬉しいのではないでしょうか。
前作のCallaway（キャロウェイ）ローグスターと最も違う点は、捕まり具合だと思います。ローグスターも捕まるドライバーなのですが、今回のCallaway(キャロウェイ)EPIC FLASH STARはもっと捕まえることが可能で、右にボールが出ない傾向だったので、スライスに悩んでいる方には良いドライバーだと思います。
また、ボールの初速も、前作(GBB EPIC STAR)以上に、かなり速く出ているので、飛距離を伸ばしたい方には、ぜひとも打って貰いたいドライバーです！

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