
試打記事担当。ゴルフ場数日本最多の北海道出身。ティーチング歴11年、USGTFティーチングプロ資格を持つ国際ゴルフティーチングプロ。ベストスコア67。寺社仏閣巡りが趣味。花や植物を愛する優しい心で親切・丁寧にゴルフの魅力をお伝えします。豊富な経験と知識でゴルフクラブの特徴を徹底解説!USGTF(United States Golf Teachers Federation)会員。
PING(ピン)といえば、古いゴルフファンの方には「パター」というイメージがあるかもしれませんが、G400シリーズを筆頭に数々のヒットとなるウッドやアイアンを発売しています。またPING(ピン)のフィッターは、全世界でその名を轟かせており、超一流のプロゴルファーから我々アマチュアゴルファーにあう最上の1本をフィッティングしてくれることでも有名です。今回は、PING(ピン)の主力シリーズである2018年3月に発売されたG400 MAXドライバーを試打しましたので感想や所感をレポートします。
ゴルフクラブをどうやって選んだらいいか悩んでいる方は、コチラの記事も!

ゴルフを始めた方、またはこれから始めてみようかなとお考えの方の中には、クラブを購入したいけど、何を基準に選んで、買っていいのかわからない人もいると思います。ネットで検索しても、沢山種類があり過ぎて、どれを選んで買えばいいのか…。値段もピンキリだし迷うな…。と感じるのではないでしょうか。
PING(ピン)G400 MAX ドライバーをゴルフハック編集部が分析!

PING(ピン)G400 MAX ドライバーは、どういう人にオススメか?

G400シリーズ特徴は、操作性と直進性を兼ね備えたドライバーで、グラフの通り、弾道の高さはロースピン傾向ですが、高弾道で球もあげやすいのが特徴です。
特にG400MAXは他のG400シリーズより体積が460㎤のため、直進性が他G400シリーズより高く、曲がり幅も少ないので、初心者やティーショットに不安の方にオススメです。
PING(ピン)G400 MAX ドライバーの見た目とスペックを紹介!
PING(ピン)G400 MAX ドライバー見た目!

クラウンの形ですが、ヘッド体積は、他のG400シリーズより、体積が大きく、460㎤で投影面積が広いヘッドで安心感があります。
クラウン部分に突起のデザイン(タービュレーター)が施されていて空気抵抗を減らす工夫がされています。(この辺は、同シリーズのSFTとLSTと同じですね)

フェイス部分ですが、新素材を採用したことで、前作よりも16%ほどたわむフェイスは、シャロー過ぎるわけでもなく、程よいディープ寄りになっています。
また、G400シリーズはモデルによってロフト角の設定が変わり、G400MAXは9°と10.5°を選ぶことができます。

ソールは、ソール後方にはタングステンが装着されています。
また、G400MAXは他のG400シリーズより2倍のタングステン・ウエイトが入っているのが特徴で深い重心で高弾道が可能になっています。

試打したシャフトはALTA J CBのSシャフト。中調子でシャフト重量は55gです。ダウンから中間部が比較的しなり、最後に少しだけ先が走るので、捕まり良く、操作性も良いシャフトです。
PING(ピン)G400 MAX ドライバーのメーカースペック
ロフト角(度) | 9 | 10.5 |
---|---|---|
ヘッド体積(CC) | 460 | |
ライ角(度) | 59 | |
総重量(g)・バランス | 約283・D5(ALTA DISTANZA・46インチ) / 約295・D3(ALTA J CB・R・45.75インチ) |
※メーカーのカタログスペック
PING(ピン)G400 MAX ドライバーのシャフトメーカースペック
シャフト名 | ALTA DISTANZA | ALTA J CB | PING TOUR 173-65 | PING TOUR 173-75 | ATTAS CoooL 6 | Speeder 661 EVOLUTION Ⅳ | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
素材 | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | |||||||||||
標準クラブ長(inch) | 46 | 45.75 | 45.25 | 45.25 | 45.25 | 45.25 | |||||||||||
フレックス | - | R | SR | S | TS | R | S | X | R | S | X | SR | S | X | SR | S | X |
重量(g) | 40 | 45 | 50 | 55 | 60 | 57 | 61 | 66 | 68 | 75 | 80 | 64 | 66 | 68 | 65.5 | 67.5 | 69.5 |
トルク(度) | 5.9 | 5.9 | 5.2 | 4.7 | 4.4 | 4.3 | 3.4 | 3.2 | 3.3 | 2.9 | 2.8 | 3.6 | 3.6 | 3.6 | 3.7 | 3.7 | 3.7 |
キックポイント | 先 | 先 | 中先 | 中 | 中 | 中元 | 手元 | 中 | 中元 | 手元 | 先中 | 中 |
※メーカーカタログスペック
PING(ピン)G400 MAX ドライバーの試打レビューとデータ計測
PING(ピン)G400 MAX ドライバーを試打

構えてみると、G400MAXのヘッド形状は比較的に真っ直ぐなストレート形状。
打った時の感想は、G400MAXはG400SFTやG400LSTとは違いストレート弾道で飛ぶのが特徴でした。操作性も直進性も併せ持っているので、高弾道で球も上げやすく、ロースピン傾向のドライバーで弾道が低くキャリー不足で悩んでる方にも合う印象を受けました。
また、打感はフェイスに一度乗ってから、ボールを弾いてくれるので、方向性と飛距離も両立できる仕様になっていると思います。
PING(ピン)といえばサイドスピンがなく、飛距離より方向性というイメージでしたが、今回は前に前にいくような球筋ですので飛距離も出ていく感じです。
シャフトの「ALTA DISTANZA」は重量40gとシニア層をターゲットとしているシャフトをライナップしています。今までPING(ピン)を敬遠されてきたシニア層の方や縁がなかった方にもぜひ試していただきたいドライバーです。
■動画
実際に打ってみた際の動画は以下
インパクト動画
撮影協力
井山ゴルフ練習場:https://www.iyama-golf.com/
PING(ピン)G400 MAX ドライバーの試打をYupiteru(ユピテル)でデータ計測

Yupiteru(ユピテル)で計測データです。(レンジボール仕様)
数値ではわかりにくいですが、球の上がりが抜群でPINGの安定感を感じられました。
まとめ
今回はG400MAXを試打してきました。G400MAXは体積も他の400シリーズより体積が大きく、構えると、安心感があります。また、直進性が高く、本当に曲がらないというのが感想でした。
弾道は高弾道で低スピン弾道で大きなキャリーとランが期待出来るドライバーですので、飛距離不足の方や、とにかく優しいクラブを探している方には一押しのドライバーです!!
また、PINGの400シリーズはSTD(スタンダード)とSFT(捕まる)LST(ロースピン)MAXの4種類発売されています。400シリーズを選択すれば、どんな悩みを持っているゴルファーにでも自分にピッタリのヘッドが見つかるはずです。
中古品も見逃せない!!
合わせて読みたい・その他の試打記事

アスリートゴルファー御用達と言っても過言ではない、BRIDGESTONE(ブリジストン)TOUR BのXDシリーズ。今回は、BRIDGESTONE(ブリジストン)TOUR B XD-3 ドライバーを試打してきましたので、レビューしていきたいと思います。

遂に発売されたCallaway(キャロウェイ)EPIC SUBZERO ドライバー。既にCallaway(キャロウェイ)と契約しているプロは、2018年末頃から実践投入したことでも話題になっています。今回は編集部で試打した感想をレビューしてきます!

TaylorMade(テーラーメイド)から発売されたM6シリーズ。今回は、M6ドライバーを試打してきました。なんと言っても注目は「スピードインジェクション」と呼ばれる新技術。前モデルのM4ドライバーからどう進化しているのか、しっかりとレビューしていきたいと思います!

PING(ピン)のG400シリーズで、G400 LS TECは、吹き上がりを抑えて低スピンと強弾道で飛ばすを掲げているドライバーとなっています。このPING(ピン)G400 LS TECを試打してきました。

PING(ピン)のG400シリーズは、「ブレない。抵抗しない。反発する」の3つのチカラでブレずに飛ばせるというのが公式サイトでも掲げられています。同じG400シリーズの中でも、G400 SF TECという右へのミスを抑えることに特化したドライバーを試打してきました。

BRIDGESTONE(ブリジストン)のTOUR B(ツアーB)シリーズは、アスリートゴルファーのために開発されたクラブで、開発チームがアスリートゴルファー向けにこだわって作らたとのことです。

018年2月にテーラーメイドの主力ブランドであるMシリーズのM3ドライバーが発売されました。M3にはヘッドが440cm3と460cm3があるのですが、今回は460cm3のレビューをします。

今回はCallaway(キャロウェイ)から新作(2018年)で出たローグスタードライバーです。
JAILBREAK テクノロジー × NEW X-Face VFT テクノロジーの導入により、ボールの初速が更に向上

公式サイトには、「全てのプレイヤーに、禁断の飛距離を」とあるCallaway(キャロウェイ)GBBエピックスタードライバー。今回は2017年2月に発売されたエピックスターを試打してきました。

「ルールは破らない。常識を破る」をコンセプトにしたCallaway(キャロウェイ)GBBエピックサブゼロドライバー。今回は2017年2月に発売したモデルを試打してきました。

今回は、公式サイトで「飛びの“芯食い”体験」と紹介されているXXIO X(ゼクシオ テン)のドライバーを紹介します。

グローブライドが送り出す主力ブランドONOFF(オノフ)。片山晋呉プロや李知姫(イ・ジヒ)プロも使用するグローブライド ONOFF(オノフ)ブランドのドライバーAKA 2018を試打してきました。