名門ゴルフ場と聞くと、どんなイメージを持ちますか?会員限定で敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、中にはビジターを広く受け入れているゴルフ場もあります。
今回フォーカスする奈良県は、1,300年以上の歴史を誇る古都として有名ですが、大阪近郊からもアクセスしやすい好立地で、個性的なレイアウトのゴルフ場が多々あります。今回はその中でも名門と呼ばれる選りすぐりの6ヶ所のゴルフ場をご紹介します。もし興味を持った方はラウンドする際の参考にしてくださいね!

奈良県にある名門ゴルフ場

全国ベスト18ホールに選ばれたことがある「奈良国際ゴルフ倶楽部」

奈良県奈良市宝来にある奈良国際ゴルフ倶楽部は、1957年に名匠上田治氏により設計された、古都奈良の市街地に展開する丘陵コースです。アウトコースとインコースの間には阪奈道路が通っており、アウトコースからは奈良市街や東大寺大仏殿を、インコースからは生駒山系を望むことができる、雄大なコースとなっています。
全組キャディー付きの歩いてのラウンドスタイルで、ビジター利用に関しては、平日はメンバーの紹介、土日祝日はメンバーの同伴でのみ利用することが可能です。
名物は、全国ベスト18ホールに選ばれたことがある、池越え、右ドッグレッグのパー4、17番です。距離のあるミドルホールで、大きな池と通称「大仏の足跡」と呼ばれる大きなバンカーが2つ配置されて、ティーショットから、池越えを狙うか、慎重に池を避けるか戦略が求められる難易度の高いホールです。
敷居の高さ、変化に富んだコースレイアウトで、名門と呼ぶにふさわしいゴルフ場です。

世界のビッグ3と謳われたゲーリー・プレーヤー設計「KOMAカントリークラブ」

奈良県奈良市月ヶ瀬にあるKOMAカントリークラブは、かつてJ・ニクラウス、A・パーマーと並んで世界のビッグ3と謳われたゲーリー・プレーヤーにより1980年に設計されたゴルフ場です。
コースは「東コース」「西コース」「南コース」の各9ホールからなる全27ホールで、2002年第70回PGAチャンピオンシップが開催された本格派チャンピオンコースです。グリーンは戦略性のあるワンベントグリーンで、バンカーや池が巧み配置され、簡単に攻略することができません。
名物は、東コース、パー5、8番で、ティーグラウド目前に大きな池が広がりプレッシャーのかかるホールですが、思い切りティーショットを打つことが必要です。ただしアゲインストの風が吹いている場合は、安全に迂回して右から攻めるのがポイントです。

日本庭園のような景観が美しい「万壽ゴルフクラブ」

奈良県山辺郡山添村にある万壽ゴルフクラブは、1987年に小林光昭氏により設計された、標高500mを超える丘陵コースです。1997年にはアニカ・ソレンスタムが優勝した「樋口久子・紀文クラシック」が開催されるなど、トーナメント開催実績のある広々としたチャンピオンコースです。
美しい池が配置された日本庭園のような景観で、フェアウェイとグリーンには微妙なアンジュレーションが効いており攻略しがいのあるコースです。名物ホールのアウト、パー3、8番は、左右の池とバンカーに阻まれたショートホールで、水と風をいかに攻略するかがポイントとなります。方向性を重視し、大きめのクラブで思い切り攻めましょう!

寺院モチーフのクラブハウスが印象的な「奈良若草カントリー倶楽部」

奈良県奈良市下深川町にある奈良若草カントリー倶楽部は、1990年にジョニー・ミラー氏により設計された、和の情緒あふれる丘陵コースです。
ショットの正確性に加え頭脳プレーが要求される「若草コース」、庭園美が印象的な「生駒コース」、効果的に配置されたハザードやクリークが難易度を上げている「吉野コース」の3コースで構成され、変化に富んだ全27ホールです。大きなグリーンはアンジュレーションが効いていて、グリーン周りには池やバンカーが巧みに配置されているため、攻略しがいのあるコース設計です。
生駒コース、パー3、3番は、アンジュレーションが効いたグリーンで3段グリーンとなっており、簡単に攻略させてくれない名物ホールです。
また、荘厳な寺院をモチーフにしたクラブハウスは落ち着いて上品な佇まいで、広々としたラウンジに露天風呂完備など、コースだけでなく施設も充実した名門コースです。

ゴルフの帝王ジャック・ニクラウス設計「オークモントゴルフクラブ」

奈良県山辺郡山添村にあるオークモントゴルフクラブは、ゴルフの帝王ジャック・ニクラウス氏により1990年に設計されたチャンピオンコースです。
コースは「EASTコース」「WESTコース」「SOUTHコース」の各9ホール全27ホールで、全体的にアップダウンが少ないものの、ベントワングリーンに、絶妙なアンジュレーションが効いたフェアウェイは、冷静な判断力と高度な技術が必要とされ、要所に配置された池により、ますます挑戦意欲を掻き立てるコース設計となっています。
名物ホールは、WESTコース、パー5、9番で、ティグラウンドからグリーンを望むことができ、広いフェアウェイは思い切りティーショットを打つことができます。セカンドは打ち上げでフェアウェイを斜めに横たわるクリーク越えとなり、刻むか越すか戦略が必要となります。そして最後に待ち受けている1000㎡の巨大なグリーンは高低差2mの段グリーンとなっていて、グリーン周りには深いバンカーが配置されているので、最後まで気を抜けない勝負が続くホールです。
ビジター利用は、会員に比べるとプラスの料金設定となりますが、予約専用番号に電話することで予約可能のようです。

巨大な池や蛇行するバンカーが特徴「グランデージゴルフ倶楽部」

奈良県吉野郡吉野町にあるグランデージゴルフ倶楽部は、1992年に服部彰氏設計、 島田幸作氏監修で開場された、広大なアメリカンスタイルのコースです。
美しい池とクリーク、そして長く蛇行したバンカーが印象的なコースは、「Eコース」「Nコース」「Wコース」の3コースからなっており、中でもEコースは最も難易度が高く、凝ったバンカーの配置が特徴的です。Nコースは、3ホールが巨大な池に絡み戦略性が高くなっていて、Wコースは池とクリークが美しい庭園のような趣です。名物ホールは、Eコース、パー5の4番で、まるで白い大蛇のように、フェアウェイ手前からグリーンまで延々とバンカーが続いています。バンカーはフェアウェイを横切り、グリーンも取り囲んでいるため、最後までゴルファーを悩ませるでしょう。ただし、グリーンは比較的なだらかでオンしやすいと言えるでしょう。
美しい景観と戦略性に富んだコース設計で、プレーするゴルファーを魅了し続ける名門ゴルフ場です。

まとめ

奈良県にある名門と言われるゴルフ場をご紹介しましたが、いかがでしたか?
数々のゴルフ場の中でも名門と呼ばれるゴルフ場は、戦略性の高いコースレイアウト、美しい景観、充実した施設、クオリティの高いスタッフの接客など、全てにおいてゴルファーを満足させる条件が揃っています。
ビジターに対しても制限を設けずに、予約サイトから予約可能なゴルフ場もあるので、もし興味を持ったならば、一度トップレベルのゴルフ場でラウンドしてみるのもいいでしょう。

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