鳥取県内全域が日本海側気候に属し冬季は豪雪地帯であるため、ゴルフ場がクローズになることが多く、芝を休ませてあげることができます。一方、冬以外は比較的温暖で、台風などの自然災害が少ないので、ゴルフ場には絶好の土地柄です。そんな鳥取県にはバックティーからのコースレートが72以上のゴルフ場が7コースもあり、全国平均約70~71程度に比べても難コースが多いと言えるでしょう。以上のようなゴルフ適合要素たっぷりの鳥取県にある、トーナメントが行われるような、名門と言われているゴルフ場を6コースご紹介します。ぜひ、ラウンドや予約のご参考にしてください。

鳥取県にある名門ゴルフ場・ゴルフコース

鳥取県で最も長い歴史がある米子ゴルフ場

鳥取県米子市、米子自動車道・米子インターチェンジ(IC)より約7kmのアクセスにあり、1963年開場という鳥取県で最も長い歴史がある米子ゴルフ場は、名匠上田治氏設計の潮風と青松につつまれた海浜林間コースです。OUTコースは、フラットながらも池や築山などで戦略性が高められたコースとなっています。INコースは、多少の曲がりならまず安心してプレーできる広くゆったりとしたフェアウェイで、それぞれに異なった特徴を楽しめます。特に、5番はアイアンでのプレーが指定されている短めのパー4で、強風時はショートホールに変更になる特徴的なホールです。続く6番パー3は池越えの上に3段グリーンという、難易度の高いホールです。海沿いにある12番パー5は、風の影響を受ける海浜林間コースらしさを強く感じられるホールです。ラウンド中や、コースに面した東向きのレストランの窓からは大山を見渡すことができます。米子ゴルフ場はパブリックなのでビジターでも電話やネットで予約し、プレーすることができます。名門と言われるに相応しい歴史と著名な設計者上田治氏のコースを、誰でもがプレーできるゴルフ場です。
乗用カートによるセルフプレーが基本となっており、プレー料金は平日なら総額8,000円ほど、土日祝日は総額11,000円ほど。平日のみ昼食付きのプランが用意されています。
またコンペパックも平日土日共に用意されているので大勢でのゴルフコンペにも対応いただけます。

米子ゴルフ場はこちらの記事でも紹介しています

米子ゴルフ場の詳細はこちら

ゴルフが育ったスコットランドを彷彿とさせる鳥取ゴルフ俱楽部

鳥取県鳥取市、国道9号線・鳥取より9kmほどのアクセスにあり、1953年に十六松コースとして誕生した後、1964年に現在の鳥取市浜坂に移転して開場したゴルフ場です。これらの設立までの背景や、砂丘を利用したコースに日本海から吹く風がスコットランドを彷彿とさせる風情が名門と言われる所以となっています。基本設計の9ホールを、フロントティーとバックティーからプレーすることで18ホールのラウンドができる特徴的な設定です。このゴルフ場で難度が1番高いホールは8、17番のパー5で、視界が狭いプレッシャーがかかるホールです。実際には意外と広いので、上空の風に注意しながらプレーし、全体のスコアメイクのキーホールとして集中したいロングホールです。ビジターでも電話やネットで予約可能で、通常プレーのほかにハーフプレーや早朝・夕刻・午後プレーなど様々なプランがあります。レストランからは、天然美景ビュースカイラウンジと銘打つほどの鳥取砂丘と日本海の大パノラマが望めます。コースからはもちろん、レストランや浴室からも日本一の鳥取砂丘を見下ろすことができる雄大さと歴史を兼ね備えた名門ゴルフ場です。
基本的なプレースタイルは、乗用カートによるセルフプレーとなっており、料金プランは平日は割増なしの2サム保証がついて総額6,000~8,000円ほど。土日祝日も割増なしの2サム保証がついて総額6,000円~8,000円ほどとなっています。ハーフラウンドや1.5ラウンドのプレープランやコンペパックなど、様々な目的に応じたプランで予約受け付けがされています。

鳥取ゴルフ倶楽部はこちらの記事でも紹介しています

鳥取ゴルフ倶楽部の詳細はこちら

日本を代表する名設計家上田治氏設計の大山ゴルフクラブ

鳥取県西伯郡、米子自動車道・溝口インターチェンジ(IC)より7kmほどのアクセスにある大山ゴルフクラブは、日本各地の名門ゴルフ場設計を手掛けた上田治氏設計のゴルフ場です。1970年オープンという長い歴史を築いています。大山のすそ野に広がる立地、山々や日本海を望める絶景、樹齢100年を超える赤松の景観の素晴らしさなど、名門たる所以が豊富にあります。ゴルフダイジェスト社チョイスの日本のベスト100コースにおいて、15年連続で30にランクイン(2017年時点)した実績もある名門ゴルフ場です。2005年には日本アマチュアゴルフ選手権、2014年からは歴代優勝者に星野英正氏の名も刻むDaisen Cupなどが開催されています。バックティーから7,008ヤードと距離が長く、73.6という高いコースレートを誇るコースです。中でも3番パー5は、このゴルフ場唯一の池が絡む難ホールです。この池はグリーンの手前にあり、池の中央には松が配され、二重ハザードの様相を呈しています。ドライバーの落としどころまでは広く豪快に打てるため、精一杯距離を出して2オンを狙わせたくさせるセッティングも名門ならではです。会員の電話予約で、ビジターもプレー可能です。しっかりとしたメンバーシップ制が敷かれた名門ゴルフ場です。
プレースタイルは乗用カートによるセルフプレーか、乗用カートによるキャディー付きプレーを選択することができます。料金プランは、平日のセルフで総額13,000円ほど、キャディー付きで総額18,000円~20,000円ほど。土日祝日のセルフで総額17,000円~20,000円ほど、キャディー付きは総額21,000円~24,000円ほどです。コンペプランは3組、5組10組からと規模に合わせてプランが用意されているので、人数に合わせて選ぶことが出来ます。

大山ゴルフクラブの詳細はこちら

名門たる本格的トーナメントコースがプロの絶賛も受ける大山平原ゴルフクラブ

鳥取県西伯郡、米子自動車道・溝口インターチェンジ(IC)より7kmほどのアクセスにある大山平原ゴルフクラブ。1976年開場で、大山の裾野に位置し日本海・隠岐島を見渡すことができる、名門らしい風格ある松などの原生林が美しい富澤誠造氏設計のゴルフ場です。日本シニア選手権大会や関西プロゴルフ選手権大会開催コースに選ばれた実績のある、名門ならではの本格的トーナメントコースです。アメリカで賞金女王になった岡本綾子プロも歴代優勝者に名を連ねる山陰女子プロゴルフトーナメントは、6年連続の開催実績を誇ります。黄金世代の1人勝みなみプロが優勝した年もあるステップアップツアーも開催され、名門としての資質がトーナメント開催者にも認められています。250ヤードの練習場や広々としたアプローチ・バンカー練習場、3面を有するパター練習場は、トーナメント開催に十分耐えうる名門ならでは充実した施設内容です。コースは広いフェアウェイでほとんどのホールがフラットにも関わらず、バックティーから7,068ヤード、コースレート73.0という難コース設定です。ビジターでもネットや電話で予約でき、1人組み合わせや薄暮プレーなどのラウンドも可能と、親しみやすい名門コースです。
キャディー付きとセルフプレーの選択性となっており、平日のセルフプレーで総額10,000円ほど、キャディー付きで総額13,000円ほど。土日祝日のセルフプレーは総額13,000円ほど、キャディー付きは総額16,000円ほど。コンペパックは平日のみ5組、8組から予約受け付けされているので、それなりの規模のゴルフコンペを開催する時に利用することができます。

大山平原ゴルフクラブの詳細はこちら

日本の名コース100に選ばれた旭国際浜村温泉ゴルフ倶楽部

鳥取県鳥取市、中国自動車道・佐用インターチェンジ(IC)より約85kmほどのアクセスにある旭国際浜村温泉ゴルフ倶楽部は、2013年ゴルフ誌ALBAの死ぬまでに回っておきたい日本の名コース100に選ばれたことがある、名門と呼ぶに相応しい実績のあるゴルフ場です。1978年開場で、トーナメントが開催された白兎コース18ホールと、湖山コース18ホールがあります。名門ゴルフ場としての折り紙つきとなる、メジャー戦の日本女子プロゴルフ選手権大会開催ゴルフ場に選ばれた実績があります。その後には、ミズノレディースゴルフトーナメントが2年連続開催されています。コースは遠景に日本海を望む絶好のロケーションにあります。白兎コース18番パー4は、ティーグラウンドからグリーンまで右に池が長く横たわる、美しくもプレッシャー大のホールです。グリーン手前では池の周りに大きなビーチバンカーも広がり、トーナメント中継映え間違いなしの美観と難しさを兼ね備えています。優雅にゴルフバカンスを過ごせる宿泊施設の併設により、名門の格調をさらに実感できます。名門コースながら、ビジターでも電話やネットで予約することができ、ラウンドはもちろん、宿泊やオープンコンペ参加なども可能です。
乗用カートによるセルフプレーが基本的なプレースタイルとなっており、平日は総額7,000円ほど、土日祝日は総額9,000円~10,000円ほど。3組から予約のできるコンペパックも予約受け付けされているのでゴルフコンペを開催することができます。

旭国際浜村温泉ゴルフ倶楽部はこちらの記事でも紹介しています

旭国際浜村温泉ゴルフ倶楽部の詳細はこちら

鳥取県難易度1位のコースが名門の証、大山アークカントリークラブ

鳥取県西伯郡、米子自動車道・溝口インターチェンジ(IC)より9kmほどのアクセスにある大山アークカントリークラブは、1991年開場の、全ホールフラット・ティーグラウンドからピンフラッグを見ることができるノーブラインド設計の雄大な名門ゴルフ場です。バックティーから7,100ヤード、コースレート73.8という鳥取県随一の難コースで、男子レギュラーツアー・アイフルカップの開催地に2年連続で選ばれた実績があります。さらに男子チャレンジトーナメント・HEIWA PGM ChallengeⅡも開催されました。グループコース名が冠されたトーナメント開催地に選ばれるほどのPGMを代表する名コースでもあります。大山の雄姿を借景に優雅にプレーできる18ホールは、名門の名に相応しい難易度と美観を擁する設計です。それが特に象徴的なのが18番パー4で、2打目地点から逆大山が映し出される修景池が広がります。グリーン手前ではフェアウェイの中央部までこの美しくも難しい池が張り出していて、名門の風格が色濃く表現されています。予約はビジターでも電話やネットで取ることができます。通常プレーのほかに、併設ロッジでの宿泊とプレーのパックや、1人組合せプレーなど希望のプレーを楽しめます。
乗用カートによるセルフプレースタイルで予約を受け付けており、平日は総額10,000円ほど、土日祝日は総額13,000円ほどです。平日のみ2サム保証を付けることができます。またコンペパックも平日に限定して昼食付きで予約受け付けされています。

大山アークカントリークラブはこちらの記事でも紹介しています

大山アークカントリークラブの詳細はこちら

まとめ

鳥取県にある名門ゴルフ場6選をご紹介しました。それぞれのゴルフ場に、長い歴史、名匠による設計コース、難易度の高いコース、設立時の背景、ツアー開催実績など、名門と呼ばれるに相応しい魅力があります。旭国際浜村温泉ゴルフ倶楽部や大山アークカントリークラブには宿泊施設が併設されています。鳥取県は、日本一の砂丘・鳥取砂丘と、東の富士と並び称される西の大山を愛でることができます。名門ゴルフ場を巡りつつ観光旅行を満喫するのも一考です。大山アークカントリークラブのラウンド中には、逆大山が浮かび上がる修景池を見ることができます。鳥取ゴルフ倶楽部からは、鳥取砂丘と日本海の大パノラマを望むことができます。これらの名門ゴルフ場をラウンドしたなら、通常の観光旅行では出会うことのできない絶景に感動することもできます。ぜひ、鳥取ならではの名門ゴルフ場を満喫するためのご参考にしてください。

合わせて読みたい・鳥取県近郊でオススメのゴルフ場

Thumbnail 792199ee 5baa 4102 bfa7 239a5966986e

この記事をお届けした
ゴルフハック[GolfHack] の最新情報を
してチェックしよう!