名門コースには行ってみたいけど、「難度が高そう」、「そもそも予約できるのか」といった不安が先行して、なかなかラウンドの機会を得るに至らない方もいらっしゃるかと思います。名門と言われる由縁には難度の高さや予約の取りにくさも含まれますが、メンバーや上級者ばかりを対象にしているコースばかりではありません。そこで、このページではビジターでも予約が取りやすくパブリックな魅力を持つ山形県の名門ゴルフ場を紹介していきます。ぜひ次回ラウンドするゴルフ場選定にご活用ください。

山形にある名門ゴルフ場

東北地方で初めて18ホール構成で開場した「蔵王カントリークラブ」

山形県山形市、山形自動車道・山形蔵王インターチェンジ(IC)より約11kmほどのアクセスの立地に1961年 (昭和36年) 9月17日に開場した蔵王カントリークラブは山形県で最も古い歴史を持つ名門ゴルフ場です。18ホール構成のゴルフ場としては、東北地方で初めての開場となっています。
コースの設計を手がけたのは、1950年代のアマチュアゴルフ界を牽引し、数多の名コースの設計家としても知られる三好徳行氏。豊かな自然林とたっぷりの起伏を活かして、戦略性に富んだ18ホールがレイアウトされています。大小の池や河川、打ち上げ、打ち下ろし、大小のバンカーやマウンドなど各ホールは変化に富んでおり、状況に応じたマネジメント力が要求されます。
名物ホールはOUTコース8番、フェアウェイを一級河川が横切るミドルホールです。河川はホール内を斜めに横切っているので第1打の落とし所が非常に重要となります。
大手予約サイトには予約プランが公開されていませんが、ビジターへの予約制限はありません。ラウンドを希望される方はクラブへお問い合わせ下さい。
乗用カートによる昼食付きセルフプレーが基本スタイルとなっており、料金プランは平日で総額6,000円~7,000円ほど、土日祝日は総額11,000円~13,000円ほどで予約が受け付けられています。

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OUT・INの大きな変化が楽しめる名門河川敷コース「最上川カントリークラブ」

山形県酒田市、山形自動車道・寒河江インターチェンジ(IC)より100kmほどのアクセスにある最上川カントリークラブは、1963年 (昭和38年) 5月19日に開場した山形県で2番目に古い名門ゴルフ場です。当初は9ホールで開場したのですが、平成5年に9ホールを増設し、現在は18ホール構成のコースとなっています。
従来の9ホール(OUTコース)は用地の広さにも制限があり、縦にも横にもコンパクトです。ミドルホールの距離が短いぶん、正確なショットを打つことができればバーディーチャンスも多くなります。新設された9ホール(INコース)は広々としたフェアウェイを持ち、豪快なショットを楽しむことができます。コース距離はOUTコース同様に短めなので、スコアはまとめやすいでしょう。
名物ホールはOUTコース1番、バックティーからの全長492ヤードとダイナミックな距離を有するロングホールとなっています。ドラコン推奨ホールですので、景気良く飛ばしていきたいですね。
ビジターの予約も受け付けており、気軽にラウンドの機会を得ることができます。プレー料金も平日土日ともに総額5,000~8,000円とリーズナブルで、早朝・薄暮プレーであれば総額3,000円ほどでプレー可能ですので練習コースにも最適です。

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ほとんどのホールからオーシャンビューを堪能できる絶景の名門コース「湯の浜カントリークラブ」

湯の浜カントリークラブは、1966年 (昭和41年) 10月22日、庄内平野と日本海に囲まれたロケーション抜群のリゾート地である山形県鶴岡市、山形自動車道・鶴岡インターチェンジ(IC)より12kmほどのアクセスの立地に開場しました。半世紀以上の歴史を持つ名門コースとなっており、ほとんどのコースからオーシャンビューが楽しめる絶景が魅力です。名物のINコース11番は、日本海に向けた豪快な打ち下ろしミドル。特に印象に残るホールとなっています。
OUTコースを設計したのは富沢誠造氏。全体的に高低差が小さくフラットでフェアウェイも広々としています。ティーショットのプレッシャーは少ないのですが、アンジュレーションが効いたグリーンが曲者で、第2打以降のマネジメントと精度がスコアメイクのカギとなります。
INコースの設計は藤本滝弥氏が担当しています。OUTコースとは対照的にアップダウンがあり、フェアウェイの幅もコンパクトです。正確無比なコントロールが要求される難度の高い9ホールとなっています。
湯の浜カントリークラブは大手予約サイトからも予約が可能で、ビジターも積極的に受け入れている名門コースです。プレー料金は時期により変動しますが、平日で総額9,000円前後、土日祝日であれば総額13,000円前後となっています。2サム保証はプランによって割増料金が必要となる場合があるので、予約時にご確認ください。

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大きなアップダウンのあるトリッキーな名門コース「天童カントリークラブ」

山形県天童市、山形自動車道・山形北インターチェンジ(IC)より16kmほどのアクセスにある天童カントリークラブは、大成建設が設計し、1975年 (昭和50年) 6月1日に開場した名門ゴルフ場です。アップダウンのある地形を活かして設計された山岳タイプのコースとなっており、18ホールを通してスリリングな展開を楽しむことができます。
自然林が生い茂り、ティーグラウンドからの景色は狭く見えますが、フェアウェイの幅は見た目以上に広くなっています。全体的にトリッキーですが、ゴルフ初心者の方でも楽しくラウンドできるコースに仕上がっています。また、「もう一度挑戦したいグリーンがある」をコンセプトにした高速グリーンも特徴的で、ベテランゴルファーでも楽しめる難度となっています。
名物ホールはINコース16番、「蛇の背」という通称で親しまれているミドルホールです。距離は短いものの左右にはOBゾーンが迫り、正確なショットが要求されます。
天童カントリークラブは、大手予約サイト経由のネット予約はできませんが、公式HPからであればビジターの方でもネット予約が可能です。プレー料金は時期により多少の変動はありますが、平日であれば総額9,000円ほど、土日祝日であれば総額13,000円ほどとなっています。コンペパックの予約も対応してくれます。

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ダンロップが経営する名門チャンピオンコース「さくらんぼカントリークラブ」

さくらんぼカントリークラブは1995年 (平成7年) 8月8日、山形県村山市、山形自動車道・山形北インターチェンジ(IC)より27kmほどのアクセスに開場しました。「その地にある自然を最大限に生かす」という哲学を持つ大西久光氏が設計を手がけており、ダンロップが経営する名門コースとしても高い知名度を誇ります。
コースは市の中央を走る最上川を眺望する丘陵地に位置しており、バックティーからの全長約7,000ヤードの距離を有しています。コースレーティングは圧巻の73.5と、山形県内でも屈指の難度となっています。要所に配置された池やバンカー、幅が絞られたフェアウェイと地形の傾斜が融合し、高い戦略性が実現されています。名物ホールはINコース16番のパー3。池と谷を越えるショットが必要となり、プレッシャーのかかる名物ホールとなっています。
ビジターの方でも大手予約サイト等から気軽に予約することができます。プレー料金は時期により変動しますが、平日は総額7,000円前後、土日祝日なら総額10,000円前後とリーズナブルな料金で予約受け付けされています。

さくらんぼカントリークラブの詳細はこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか。山形県には地形のアップダウンが活かされたコース、雄大な日本海を望むコースなど個性豊かな名門コースが点在しています。全体的に難度は高くなっており、上級者でなくては楽しめない印象を受けられた方もいらっしゃるかもしれませんが、レギュラーティーからのラウンドであればゴルフ初心者でも安心して楽しむことができます。今回紹介した5つの名門ゴルフ場の中でも特にオススメなのが、湯の浜カントリークラブです。雄大な日本海を望む絶景を堪能しながら、名匠たちが設計した個性豊かな18ホールを楽しむことができます。大手予約サイト経由でも予約が可能ですので、ビジターの方でもラウンドの機会を得やすくなっています。ぜひ一度、足を運んでみて下さい。

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