「有名なコースでラウンドしてみたい」という願望を抱く、ゴルフ好きの方は多くいらっしゃると思います。しかし、会員の同伴や紹介がないと入れない名門コースも多く、なかなかその機会が得られないのではないでしょうか?そんな方に朗報です。宮崎県ではトッププロが熱戦を繰り広げた有名トーナメントコースをビジターでも楽しむことができます。距離もたっぷり、戦略性もたっぷり、南国リゾートのようなロケーションも美しい宮崎県の名門ゴルフ場を紹介していきます。ぜひ次回ラウンドするゴルフ場選定にご活用ください。

宮崎にある名門ゴルフ場

宮崎県内最古の名門コース「宮崎カントリークラブ」

宮崎県宮崎市にある宮崎カントリークラブは1960年(昭和35年)6月27日に開場し、宮崎県で最も長い歴史を持つ名門コースです。天然の松など緑豊かな海辺に広がるシーサイドコースでは、夏は海風が涼しく、冬でも温暖なので、年間を通して快適にプレーすることが可能です。LPGAツアー「リコーカップ」の開催コースとしても有名で、横峯さくら選手、イ・ボミ選手、キム・ハヌル選手など歴代の優勝者も豪華な顔ぶれとなっています。豊かな自然が活かされた戦略性たっぷりのコースを設計したのは三好徳行氏。OUT・INともに左右の松林がショットの落としどころを限定するので、ピンポイントな攻めが要求されるホールが多く、上級者にとっても手強いレイアウトとなっています。名物ホールはINコース14番のミドルホール。通称「軍艦島」と呼ばれる松林の丘がフェアウェイ中央に配置されており、ティーショットに失敗するとパーオンが絶望的となる難関ホールです。宮崎カントリークラブは歴史と伝統のある名門コースですが、ビジターからの予約も受け付けるパブリックな名門コースです。ぜひ予約サイトをチェックしてみてください。

太平洋を望む南国風リゾートコース「美々津カントリークラブ」

宮崎県日向市にある美々津カントリークラブは、1967年(昭和42年)7月15日に開場した名門ゴルフ場です。昭和38年ごろ、延岡日向新産都市圏内にゴルフ場を造ろうという声が上がり、プロジェクトが発足しました。その後、植松健吾氏、清本國義氏らの奔走の甲斐あって、太平洋を一望できる優美な南国風リゾートコースが完成したのです。設計を担当したのは名匠・安田幸吉氏。コースの両サイドは山桃の木や松林にセパレートされ、距離もたっぷりあるので手応えは抜群です。各ホール、特にグリーンに特徴を持たせ、ゴルファーに攻め方のバリエーションを要求するテクニカルな18ホールを楽しむことができます。名物ホールはOUTコース5番、海へ向かって進む左ドッグレッグのミドルホールです。バックティーからの全長は400ヤードを超え、ハンディキャップ1の難関となっています。美々津カントリークラブは大手予約サイトからも予約が可能でパブリックな名門コースとなっています。プレー料金は時期により異なりますが、平日6,000円前後、土日祝日10,000円前後とリーズナブルです。

日本屈指の知名度を誇る名門ゴルフ場「フェニックスカントリークラブ」

1970年代の高度経済成長期に入り、各地で大型複合リゾート施設の建設が盛んになりました。宮崎県の代表例であるフェニックスグリーンランドの一施設として、1971年(昭和46年)3月24日にフェニックスカントリークラブが開場しました。日向灘に面したシーサイドコースは、住吉、日南、高千穂の3コース27ホール構成となっており、大橋剛吉氏によって設計されました。世界のトップ100、日本のトップ3にもランクインする国内屈指の名門コースとなっています。1974年から開催されている「ダンロップフェニックストーナメント」の舞台としても世界的な知名度を誇ります。過去の優勝者にはタイガー・ウッズ選手や松山英樹選手などの世界のトッププレーヤーも名を連ね、歴史とともに多くの伝説が刻まれています。美しい27ホールの中でも特に印象的な名物ホールは住吉コース4番、左ドッグレッグのミドルホールです。トーナメントでは左の林を越えて直接グリーンオンを狙う選手も多く、順位が入れ替わりやすい名物ホールとなっています。フェニックスカントリークラブは高い知名度を誇る名門ですが、うれしいことにビジターの予約も可能ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

大手PGMが保有するパブリックな名門コース「宮崎国際ゴルフ倶楽部」

宮崎市にある宮崎国際ゴルフ倶楽部は1973年(昭和48年)11月20日に開場した名門ゴルフ場です。日向灘を望む美しい景観と高い戦略性も兼ね備えており、1990年の「第一不動産カップ」などの競技大会が開催された実績も持ちます。町田義雄氏が設計した尾鈴、霧島、橘の3コース27ホールには、それぞれ印象的な名物ホールが待ち受けています。橘コースの名物は1番ホール。打ち下ろしとはいえ、バックティーから465ヤードの距離があるタフなパー4のミドルホールとなっています。霧島コースの名物は9番ホール、左ドッグレッグのパー5で、バックティーからは600ヤードを超える距離を有します。最短コースを攻める際にはコーナーにある池に注意が必要です。尾鈴コースの名物は6番。一幅の絵のような絶景を持つ、ロケーション抜群のミドルホールとなっています。宮崎国際ゴルフ倶楽部は大手のPGMが保有する名門コースとなっており、ビジターの方向けにも多くの予約プランが公開されています。プレー料金は時期により異なりますが、平日5,000円前後、土日祝日8,000円前後とリーズナブルです。

飛距離と技術が要求されるタフなコースを持つ名門ゴルフ場「宮崎座論梅ゴルフクラブ」

宮崎県児湯郡にある宮崎座論梅ゴルフクラブは1975年(昭和50年)7月20日に開場し、1980年代から1990年代に開催された「スカイコートレディース」や「CHIYODAレディース」の舞台となったチャンピオンコースです。ビジターでもネットなどから気軽に予約でき、ラウンド機会も得やすい名門ゴルフ場となっています。コースは適度なアップダウンのある丘陵地に広がっており、設計は渡部公道氏が担当しました。OUTコースはホール間がしっかりと隔てられており、コース幅もコンパクトです。フェアウェイキープ率がスコアに大きく影響するレイアウトとなっています。INコースはコース幅が広く、豪快なショットを楽しむことができます。果敢な攻めを展開して、好スコアを狙ってみてください。OUT・INに共通するのは、グリーン周りのガードバンカーの多さです。セカンドは精度重視でコンパクトなスイングを心掛けると良いでしょう。名物ホールはOUTコース2番。フルバックティーから638ヤードもの距離を誇るロングホールとなっています。フェアウェイ中央には立木があるので、ティーショットの置き所が悪いとセカンドが打ちにくくなるので要注意です。

トーナメント開催実績も豊富な本格リゾートコース「ハイビスカスゴルフクラブ」

宮崎市にあるハイビスカスゴルフクラブは1989年(平成元年)6月7日に開場した名門ゴルフ場です。日向灘と霧島連峰、山海の眺望を楽しむことができる優美なリゾートコースとなっています。コース内にはフェニックスやワシントニアパームが植えられており、南国宮崎らしい眺めも楽しむことができます。コースを設計したのは、宮沢長平氏、黒沢長夫氏、東急グリーンシステム株式会社です。各ホールにはたっぷりの距離があり、バンカーや池などのハザードも戦略的に配置されています。過去には2001~2002年のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップや1998~1999年のJLPGA明治乳業カップの舞台となった県内屈指の名コースです。名物ホールはINコース18番のパー5。18ホールのうち、最長となる564ヤード(バックティー)の距離があり、バンカーの配置も巧みな難関最終ホールとなっています。ハイビスカスゴルフクラブは大手予約サイトからの予約も可能で、ビジターでもプレー機会を得やすいよう配慮されています。プレー料金は時期により変動しますが、平日9,000円前後、土日祝日13,000円前後となっています。

大胆なハザードの配置が印象的な名門コース「青島ゴルフ倶楽部」

1991年(平成3年)6月18日、宮崎市に開場した青島ゴルフ倶楽部は会員、ビジターを問わず多くのゴルファーから人気のある名門ゴルフ場です。大手予約サイトからも予約が可能で、会員の紹介や同伴がなくてもプレー機会を得ることができます。適度な起伏のある丘陵地に展開されたコースは、ホールごとの表情が豊かで変化に富んでいます。小林光昭氏がコース設計を手掛け、高い戦略性を備えた難関コースとして名を馳せています。池やバンカーの絶妙な配置に加え、フェアウェイに施された微妙なアンジュレーションがプレーヤーの感覚を惑わせます。競技大会の舞台となることも多く、2006~2008年のアコーディア・ゴルフレディスや1996~1997年のJLPGA明治乳業カップなどの開催実績を持ちます。青島ゴルフ倶楽部には2つの名物ホールが存在し、一つはINコース12番のミドルホールです。右サイドに大型の池が伸びており、スライスは禁物となります。もう一つはINコース18番。ティーグラウンドからのオーシャンビューが印象的な絶景ホールとなっています。

アクサレディス開催コースとしておなじみの名門コース「UMKカントリークラブ」

赤い屋根を持つクラブハウスと美しいコースが印象的な名門ゴルフ場UMKカントリークラブは、1991年(平成3年)7月1日、宮崎市に開場しました。アップダウンの少ないフラットな丘陵地に、自然と調和する美しい18ホールが展開されています。コースをデザインしたのはダンロップスポーツエンタープライズ元社長であり、プロゴルフのトーナメントディレクターや解説者としても活躍する大西久光氏。ホールごとに求められるテクニックが異なり、緻密な戦略なくしてはスコアメイクが困難な手強い18ホールに仕上げられています。アクサレディスの開催コースとしても有名で、多くの女子プロも手を焼く難関コースでは数々のドラマが生まれています。特に印象的な名物ホールはOUTコース7番のパー3です。横長のグリーンとその手前にある草履のような形をした大型のバンカーが特徴で、正確な距離感が求められます。UMKカントリークラブでは厳しい会員制は敷かれておらず、ビジターの予約も可能です。プレー料金は時期によっても異なりますが、平日9,000円前後、土日祝日15,000円前後となっています。

美しいコースと豪華な設備を持つ近代的な名門リゾートコース「トム・ワトソンゴルフコース」

宮崎市にあるトム・ワトソンゴルフコースは1993年(平成5年)7月30日に開場し、歴史は深くないものの、多くのゴルファーから支持の集まる名門ゴルフ場です。PGAのスタープレーヤーであるトム・ワトソン選手が設計・監修し、コース名にも自身の名を冠しているので強いブランド力が発揮されています。緑の濃い松林にセパレートされたコースは、池越え、ドッグレッグなど変化に富んでおり、シーサイドコースならではの美しい景観も魅力的です。名物ホールはOUTコース5番のパー4です。距離は短いのですが、左右のOBゾーンも浅く、シビアなショットが要求されるハンディキャップ1の難関ホールとなっています。豪華な設備もトム・ワトソンゴルフコースの魅力です。天井が高く開放感のあるクラブハウスには、ラウンジやウッドデッキも完備され、1階には人気ブランド「Samantha Thavasa(サマンサ タバサ)」のショップも入っています。設備もコースも充実したリッチな名門ゴルフ場ですが、ビジター向けにも多彩なプランが展開されており、スルーやナイター、宿泊パックと多種多様なニーズに対応しています。

まとめ

宮崎県にある名門ゴルフ場を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。全国的な知名度の高いトーナメント開催実績を持つコースも多く、戦略性の高さは折り紙付きです。難度の高いコースが多く、スコアはまとめにくいかもしれませんが、印象に残る特別な1日を過ごせるゴルフ場ばかりとなっています。今回ピックアップした9つの名門ゴルフ場の中でも特にオススメなのが「フェニックスカントリークラブ」です。世界トップ100、日本でトップ3に名を連ね、世界的なトッププロも出場する「ダンロップフェニックストーナメント」が毎年開催されている日本屈指の名門ゴルフコースとなっています。大会の歴史に刻まれた名場面を思い返しながら廻る、贅沢なラウンドを満喫できます。大手予約サイトから快適に予約ができますので、ぜひ一度足を運んでみてください。

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