近年、格安なセルフプレーで手軽にラウンドできるゴルフ場が増えてきています。しかし、ゴルファーたるもの一度は名門と言われるゴルフ場でプレーしたいというのが本音でしょう。名門と呼ばれるゴルフ場は日本中に数多く存在します。しかし、その全てが利用客からの満足度が高いわけではなく、中には二度と利用したくないと思われるゴルフ場も少なからず存在するのも事実です。今回は、福井県にある名門と呼ばれるのにふさわしいゴルフ場をご紹介します。

福井にある名門といわれるゴルフ場

日本女子オープンが開催されたシーサイドコースの芦原ゴルフクラブ

福井県あわら市にある芦原ゴルフクラブは、1960年(昭和35年)11月に開場した半世紀以上の歴史を持つ名門ゴルフ場です。1970年(昭和45年)には尾崎将司プロ、ジョージ・アーチャー招待ゴルフ大会、1980年(昭和55年)には日本女子アマゴルフ選手権競技、そして1983年(昭和58年)には涂阿玉プロが優勝した日本女子オープンゴルフ選手権競技が開催されるなど、数多くの名だたる大会が開催されています。海沿いに面しているシーサイドコースで、日本海側に面した海コース18ホールと北潟湖側に面した湖コース18ホールの全36ホールから構成されており、各ホールは松林でセパレートされていて、フラットながら戦略的に配置されたバンカーと海からの強風が難易度をより高めています。名物ホールは海コースが11番のロングホールで、当コース一番の景色を堪能しながら豪快なショットを楽しむことができます。また、湖コース17番のショートホールは20ヤードの打ち下ろしに加え、グリーンの四方が池に囲まれており、距離感が非常に難しいホールになっています。当ゴルフ場における海コースの予約及びプレーについてはメンバーの紹介が必要となります。

初代PGA会長の安田幸吉氏により設計された敦賀国際ゴルフ倶楽部

福井県敦賀市にある敦賀国際ゴルフ倶楽部は、1962年9月2日に開場した半世紀以上の歴史を持つ名門ゴルフ場で、初代PGA会長としてプロゴルフ界を長年に渡って牽引された安田幸吉氏により設計されました。敦賀市のシンボルである野坂山の中腹に位置し敦賀市内と敦賀港を一望できる丘陵コースで、フェアウェイが広くフラットな緑ヶ丘コース、打ち上げ・打ち下ろしなど変化に富んだ野坂山コース、フラットながら戦略性のある泉コースの全27ホールから構成されています。名物ホールは野坂山コースの8番打ち下ろしのロングホールで、敦賀湾を一望できる絶景を愛でながら豪快なショットを楽しむことができます。また、緑ヶ丘コースの最終9番ホールのホールアウト後に振り返ってみる敦賀湾の絶景も筆舌に尽くしがたいものがあります。当コースはビジターの方でも予約及びプレーが可能です。舞鶴若狭自動車道の敦賀南スマートインターチェンジから約5分、そして景観の良さと、非常に恵まれたロケーションの名門コースをラウンドしてみませんか?

メンタル面が強く刺激され頭脳プレーが要求される福井国際カントリークラブ

福井県あわら市にある福井国際カントリークラブは、1974年(昭和49年)10月10日に開場した40年以上の歴史を持つ名門のゴルフ場です。雄大な自然が十分に生かされた変化を楽しめるコースで、正確なショットと多彩なテクニックが求められる東尋坊コース、豪快なティーショットが楽しめる越前岬コース、メンタル面が強く刺激され頭脳プレーが要求される九頭竜コースの全27ホールから構成されています。名物ホールは九頭竜コースの3番ショートホール。グリーンの手前と右方向にはウォーターハザード、そして奥にはOBが待ち構えており、加えて打ち下ろしホールのため距離感が非常に難しくなっています。特に風が吹くと距離のジャッジがより難しくなり、大叩きしてしまう危険性をはらんでいるので細心の注意を払ってティーショットするようにしましょう。当コースはビジターの方でも予約及びプレーが可能です。北陸自動車道の金津インターチェンジから約4分とアクセスが抜群に良いことも魅力の名門コースです。

アーノルド・パーマー氏や杉本英世氏により設計されたわかさカントリー倶楽部

福井県若狭町にあるわかさカントリー倶楽部は、1976年(昭和51年)9月15日に開場した40年以上の歴史を持つ名門のゴルフ場です。PGAツアー通算62勝と歴代5位の記録を持つアーノルド・パーマー氏と、ビッグ・スギの愛称で親しまれているプロゴルファー杉本英世氏により設計されました。全体的になだらかな丘陵コースで、打ち上げや打ち下ろし、谷越えなど変化に富んだホールが多い「すが湖コース」、距離が短くトリッキーなホールが多い「ひゅうが湖コース」、広いホールや方向性重視のホールなどメリハリがあり攻略意欲が掻き立てられる「すいげつ湖コース」の全27ホールから構成されています。名物ホールは、すいげつ湖コースの4番ロングホールで、豪快な打ち下ろしのティーショットを楽しむことができます。ただし、ティーグラウンドやグリーン周辺にはOBが待ち構えており、大叩きする危険性が高いので注意が必要です。当コースはビジターの方でも予約及びプレーが可能です。舞鶴若狭自動車道の若狭上中インターチェンジから約10分とアクセスも比較的良いので、利用しやすい名門コースです。

慶鳥ゴルフコース百選で環境庁長官賞を受賞した越前カントリークラブ

福井県あわら市にある越前カントリークラブは、1982年(昭和57年)9月に開場した35年以上の歴史を持つ名門のゴルフ場です。全体的にフラットな丘陵コースで、四季折々の花木や果樹の絶景を堪能しながらプレーすることができ、その絶景の素晴らしさは慶鳥ゴルフコース百選で環境庁長官賞を受賞するほどです。距離があり、豪快なショットを楽しむことができるOUTコースと、戦略性と変化に富んだレイアウトで正確なショットが要求されるINコースの全18ホールで構成されています。当コースの8番と12番ホールは、ともに池と松が効果的に配置されていて戦略性が高く、抜群の景観を楽しみながら高い緊張感の中でプレーすることができる名物ホールです。また、グリーンは常に速い状態に仕上げられているため慎重なパッティングが求められます。当コースはビジターの方でも予約及びプレーが可能です。北陸自動車道の金津インターチェンジから約5分と本コースも抜群にアクセスが良いことが特徴の一つです。フラットでラウンドしやすいコースをお探しの方にオススメしたい名門ゴルフ場です。

ジム・ファジオ氏によりコース設計されたゴールド福井カントリークラブ

福井市にあるゴールド福井カントリークラブは、1991年(平成3年)8月1日 に開場した四半世紀以上の歴史を持つ名門のゴルフ場です。現代ゴルフ設計者の3羽ガラスの1人と言われた故ジョージ・ファジオ氏の甥にあたり、アメリカ屈指のゴルフ設計者であるジム・ファジオ氏によりコース設計されました。また、景観設計は気鋭のランドスケープ設計家であるピーター・ルカシック氏により手掛けられています。自然の地形が生かされた18ホールの丘陵コースで、池が絡むホールが多く全体的に頭脳的なプレーが要求されます。当コースで最も難易度が高いのがOUTコースの4番ホールで、フェアウェイ左サイドに大きな池が待ち構えており、更にグリーンは奥から強く下っているので1打1打細心の注意が必要です。当コースはビジターの方でも予約及びプレーが可能な開かれた福井の名門コースの一つです。

まとめ

福井県で名門と呼ばれるゴルフ場を紹介してきました。開場からの年数、名設計者によるレイアウト、ツアー開催の有無、など名門と呼ばれる理由は数多く存在します。今回ご紹介した福井県のゴルフ場はどれも古い歴史があり、会員としての質が非常に高いゴルフ場ばかりです。中には会員の紹介がないとビジターがプレーできないゴルフ場もあります。以前のように会員権を持つことで高いステータスを誇るような時代ではなくなりつつありますが、会員を優先的に扱う名門ゴルフ場は少なからず存在し、そこでプレーすることはゴルファーの憧れであることは間違いないでしょう。ぜひ、あなたもこの機会に福井県の名門と言われるゴルフ場でラウンドを堪能されてみてはいかがでしょうか?

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