
試打記事担当。ゴルフ場数日本最多の北海道出身。ティーチング歴11年、USGTFティーチングプロ資格を持つ国際ゴルフティーチングプロ。ベストスコア67。寺社仏閣巡りが趣味。花や植物を愛する優しい心で親切・丁寧にゴルフの魅力をお伝えします。豊富な経験と知識でゴルフクラブの特徴を徹底解説!USGTF(United States Golf Teachers Federation)会員。
PING(ピン)のG400シリーズで、G400 LS TECは、吹き上がりを抑えて低スピンと強弾道で飛ばすを掲げているドライバーとなっています。このPING(ピン)G400 LS TECを試打してきました。
公式サイトによると、タングステン・ウェイトを高比重ソールウェイトの反対側であるフェース寄りに配置したことでギリギリまでスピンを抑えることができ、低スピンを実現しているとのことです。また、球の吹き上がりを抑えることで、風などの影響を受けずに最大飛距離を伸ばすことができるようになっているとあります。
実際にどうなのか、G400 MAXとの違いはあるのか、どういう人に向いているのかの感想や所感をレポートします!
ゴルフクラブをどうやって選んだらいいか悩んでいる方は、コチラの記事も!

ゴルフを始めた方、またはこれから始めてみようかなとお考えの方の中には、クラブを購入したいけど、何を基準に選んで、買っていいのかわからない人もいると思います。ネットで検索しても、沢山種類があり過ぎて、どれを選んで買えばいいのか…。値段もピンキリだし迷うな…。と感じるのではないでしょうか。
PING(ピン)G400 LS TECドライバーをゴルフハック編集部が分析!

PING(ピン)G400 LS TECドライバーは、どういう人にオススメか?

G400シリーズ特徴は、操作性と直進性を兼ね備えたドライバーで、グラフの通り、弾道の高さはロースピン傾向ですが、高弾道で球もあげやすいのが特徴です。
特に 試打したG400 LSTは、捕まらないのが特徴で、左に巻くなどのフック傾向の強い人でも安心して振り抜けるクラブになります。
PING(ピン)G400 LS TECドライバーの見た目とスペックを紹介!
PING(ピン)G400 LS TECドライバー見た目!

クラウンの形ですが、ヘッド体積は、445cm3で投影面積が広いヘッドです。クラウン部分に突起のデザイン(タービュレーター)が施されていて、空気抵抗を減らす工夫がされています。(この辺は、同シリーズのG400MAXとSFTと同じですね)

フェイス部分ですが、新素材を採用したことで、前作よりも16%ほどたわむフェイスは、シャロー過ぎるわけでもなく、程よいディープ寄りになっています。
また、G400シリーズはモデルによってロフト角の設定が変わり、G400LSTは8.5°と10°を選ぶことができます。

ソールは、ソール後方にはタングステンが装着されています。
G400LSTはフェイス側に重心をもってくることで、低スピン弾道が可能。

試打したシャフトはALTA J CBのSシャフト。中調子でシャフト重量は55gです。ダウンから中間部が比較的しなり、最後に少しだけ先が走るので、捕まりが良く、操作性の良いシャフトだと思います。
PING(ピン)G400 LS TECドライバーのメーカースペック
ロフト角(度) | 8.5 | 10 |
---|---|---|
ヘッド体積(CC) | 445 | |
ライ角(度) | 58 | |
総重量(g)・バランス | 約305・D3(ALTA J CB・S・45.75インチ) |
※メーカーのカタログスペック
PING(ピン)G400 LS TECドライバーのシャフトメーカースペック
シャフト名 | ALTA DISTANZA | ALTA J CB | PING TOUR 173-65 | PING TOUR 173-75 | ATTAS CoooL 6 | Speeder 661 EVOLUTION Ⅳ | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
素材 | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | |||||||||||
標準クラブ長(inch) | 46 | 45.75 | 45.25 | 45.25 | 45.25 | 45.25 | |||||||||||
フレックス | - | R | SR | S | TS | R | S | X | R | S | X | SR | S | X | SR | S | X |
重量(g) | 40 | 45 | 50 | 55 | 60 | 57 | 61 | 66 | 68 | 75 | 80 | 64 | 66 | 68 | 65.5 | 67.5 | 69.5 |
トルク(度) | 5.9 | 5.9 | 5.2 | 4.7 | 4.4 | 4.3 | 3.4 | 3.2 | 3.3 | 2.9 | 2.8 | 3.6 | 3.6 | 3.6 | 3.7 | 3.7 | 3.7 |
キックポイント | 先 | 先 | 中先 | 中 | 中 | 中元 | 手元 | 中 | 中元 | 手元 | 先中 | 中 |
※メーカーカタログスペック
PING(ピン)G400 LS TECドライバーの試打レビューとデータ計測
PING(ピン)G400 LS TECドライバーを試打

構えてみると、G400LSTのヘッド形状は右を向いたストーレートからややオープン形状。
G400LSTは、捕まり過ぎるのを抑えてくれるような、上級者が好むドライバーだと思います。実際に打った感想も、ストレートから軽いフェードが打ちやすい印象でした。
ただ、右にしかいかない、難しさは感じず、捕まえようと思えば、軽いドローになり、上級者レベルのドライバーとしては、比較的優しいドライバーだと思いました。それでも、チーピンやフックが怖い上級者や中級者には左に巻くような心配がないヘッドなのは、間違いないと思いますので、しっかり強振もできて、結果的に飛距離も出していける印象です。
また、前作迄のGシリーズより、初速も速い印象ですから、飛距離性能も基本的には、高いと思います。
PING(ピン)歴代のドライバーは、サイドスピンが少なく、直進性が主体のドライバーが多いイメージでしたが、今回400シリーズ全体的に操作性が良く、特にG400LSTは、重心距離が短いような気がするので、ティーショットを少しだけ曲げながら打っている、上級者の方にはコントロールしやすいドライバーだと思います。
シャフトの「ALTA DISTANZA」は重量40gとシニア層をターゲットとしていますので、ヘッドスピードが落ちてきたシニア層や、女性の方にも使用できるシャフトがラインナップしているのは嬉しいですね。
■動画
実際に打ってみた際の動画は以下
インパクト動画
撮影協力
井山ゴルフ練習場:https://www.iyama-golf.com/
PING(ピン)G400 LS TECドライバーの試打をYupiteru(ユピテル)でデータ計測

Yupiteru(ユピテル)で計測データです。(レンジボール仕様)
ロースピン傾向で球は上がりやすいので、飛距離もでそうです。
まとめ
今回はG400LSTを試打してきました。G400LSTは左に捕まらないのが特徴になります。ヘッドスピードが速く、チーピンなどに悩んでいる、ゴルファーには力強い味方になってくれると思います。また、スピン量が多めで、飛距離をロスしている方にも、低スピン傾向ですので、是非使って欲しいクラブです。直進性もありながら、操作性もあり、飛距離性能が高い、G400LSTドライバーをぜひ体感して欲しいと思います!!
400シリーズはSTD(スタンダード)とSFT(捕まる)、LST(ロースピン)、MAXの4種類発売されていてるので、それぞれ自分に合った特性のヘッドを選べば、ご自身の望むまま、自身の解決したい悩みなど、初心者、中級者、上級者に関わらず、どなたでも受け止めてくれるドライバーです。
中古品も見逃せない!!
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