2018年9月末に発売されたTitleist(タイトリスト)のTS3ドライバー。2018年の全米オープンでは、ジャスティン・トーマスプロ、ラファエル・カブレラベロプロ、アダム・スコットプロ、ビル・ハースプロなどが、このメジャー大会でTS3ドライバー初投入したことでも話題になりました。TSシリーズは、Titleist(タイトリスト)史上、最高に飛ぶと言われており、公式サイトには「想像をも超えた飛びの世界を創造していこう」という熱いメッセージがあります。
今回は、TS3ドライバーを編集部で試打してきましたので、早速レポートしたいと思います。

Titleist(タイトリスト)TS3ドライバーをゴルフハック編集部が分析!

Titleist(タイトリスト)TS3ドライバーは、どういう人にオススメか?

グラフの通り、飛距離性能、操作性とも評価が高く、バランスが取れたヘッドで、球質を意図的に操って打ちたい方や、重心距離が長い大型ヘッドに、苦手意識がある方には、TS3ドライバーの性能を充分に活かせると思いますので、特に中級者や上級者のヘッドスピードが速めのゴルファーには、オススメしたいドライバーです。

Titleist(タイトリスト)TS3ドライバーの見た目とスペックを紹介!

Titleist(タイトリスト)TS3ドライバーの見た目!

ヘッド体積は460cm3のルール最大級ですが、構えてみると投影面積は大きさは感じません。
クラウン部分には、Ultra-Thin チタンクラウンを採用し、過去に発売されたTitleist(タイトリスト)ドライバーの中で、薄肉で軽量化されたクラウンに作り込まれています。
それにより重心深度が深くなり、優れた方向性と飛距離性能が可能になっています。

今回、ストリームラインド シェイプという技術が導入されています。これは、クラウン前方からクラウン後方にかけて、なだらかな傾斜のデザインになっており、空気抵抗を20%軽減し飛距離性能の総合力を大きく伸ばすための技術だそうです。

フェイス面は若干のシャローフェイスで球の高さもある程度、確保できそうな作りになってます。
また、フェイス面は超精密高初速フェースを採用。フェースの肉厚をエリア別に変え、フェイスリアクションを最適化しています。これにより、ボールスピードと方向性の安定させることに成功しています。

ソール後方の前方と後方に、SURE FIT CGウエイトが装載されています。ウエイトの重さを変えることにより、ヘッドの重心位置が変わり、弾道調整を可能としてくれます。

また、シャフトは脱着式のSURE FITホーゼル採用しロフト角とライ角を変えることが可能なので、自分に合う最適なヘッドにカスタムできる所も魅力的ですね。

シャフトはSpeeder519 EVOLUTION VのSシャフトを試打。重量は50gでトルクは4.8の先中調子になり、今回のスピードにこだわったヘッドとの相性は抜群です。

Titleist(タイトリスト)TS3ドライバーのメーカースペック

シャフトTitleist Tour AD 60Tour AD VR-6Speeder 661 EVOLUTION V
実効ロフト角(度)8.5/9.5/10.5
ヘッド体積(cc)460
シャフトフレックスSRSS
実効ライ角(角)58.5
長さ(インチ)45.2545
クラブ重さ(g)310312315314
シャフト重さ(g)58606566
スイングウエイトD2.5D2.0D2.5
シャフトトルク(度)4.13.93.23.7
キックポイント中調子中調子先中調子
グリップツアーベルベット・ラバー・360°(M60)

※メーカーのカタログスペック

Titleist(タイトリスト)TS3ドライバーの試打レビューとデータ計測

Titleist(タイトリスト)TS3ドライバーを試打

実際構えてみると、460cm3のルール最大級ですが、投影面積は広く見えず操作性が良い印象です。
さすがにTitleist(タイトリスト)のドライバーらしく、ブラックのヘッドが、シャープに引き締まったヘッドに見え、強いボールが出る予感がしました。

構えた時のフェイスの向きも、ストレートからややオープン。チーピンや引っ掛け癖がある方には、構えやすいと思います。

試打した一球目から打感も重い弾き感で、初速も速く高弾道でボール飛んでいきました。ヘッドの重みは若干ありますが、ヘッドの操作はしやすく、かといって、敏感過ぎないので重心距離は適正に感じました。また、オフヒット時も左右のブレは少ない印象です。
打音はやや高めですが、うるさい感じはなく、打感は弾き感とソリッドの感触のちょうど、中間あたりで好印象の打感でした。

シャフトも先中調子という事もあり、ヘッドも走ります。ただ、ヘッドスピードが40m/sを下回る方は、どうしてもヘッド自体が低スピン傾向ですので、例え、先中調子のシャフトでも、球が上がりづらいかもしれません。

■動画
実際に打ってみた際の動画は以下


撮影協力
井山ゴルフ練習場:https://www.iyama-golf.com/

Titleist(タイトリスト)TS3ドライバーの試打をYupiteru(ユピテル)でデータ計測

Yupiteru(ユピテル)で計測。(レンジボール仕様)
試打日は気温が低い、厳しい環境の中でも、平均してミート率と安定した飛距離をマーク。

まとめ

今回はTS3ドライバーを試打してきました。Titleist(タイトリスト)のドライバーの中でも、予想通り、プロモデルのようなドライバーでしたが、前作よりも、優しさがプラスされている印象でした。上級者やヘッドスピード速い方の中で、直進性もほしいけど、操作性が欲しい方などには、相性が良いドライバーだと思います。低スピン傾向のドライバーになるため、初心者やシニア層、ヘッドスピードの遅い方や球が上がりづらい方には、多少扱いづらいドライバーだと思いますので、充分な試打を行ってから購入の検討をしていただきたですね。

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