試打記事担当。ゴルフ場数日本最多の北海道出身。ティーチング歴11年、USGTFティーチングプロ資格を持つ国際ゴルフティーチングプロ。ベストスコア67。寺社仏閣巡りが趣味。花や植物を愛する優しい心で親切・丁寧にゴルフの魅力をお伝えします。豊富な経験と知識でゴルフクラブの特徴を徹底解説!USGTF(United States Golf Teachers Federation)会員。
以前に編集部でも試打をしたSRIXON(スリクソン)Z585ドライバーと同時に発売されたZ785ドライバー。SRIXON(スリクソン)は、松山英樹プロを筆頭に、2018年にツアー初優勝した出水田大二郎プロや稲森佑貴プロなど錚々たるメンバーと契約をしています。
このZシリーズは、メーカー側が「ドライバーをゼロから作り直せ!」と公式サイトで謳っている通り、真摯にゼロから作り直しをして作られたドライバーとなります。
今回は、以前試打したZ585との違いやゼロから作り直したというコンセプト通り、どらくらい飛び性能が変わったのかなど、しっかりと確認してきました。
では、早速レポートしたいと思いますので、最後までお付き合いください!
Z585の試打記事はこちら
ダンロップスポーツのSRIXON(スリクソン)Zシリーズのニューモデルが2018年9月22日に発売されました。同時に発売されたのは、Z585、Z785のドライバーとアイアン、さらにフェアウェイウッドとなります。
今回は、その中からZ585ドライバーの試打をしてきました。
SRIXON(スリクソン)Z785ドライバーをゴルフハック編集部が分析!
SRIXON(スリクソン)Z785ドライバーは、どういう人にオススメか?
グラフの通り、捕まりが良く、弾道の高さもしっかり出て幅広いゴルフファーに、使いやすいのが特徴だと思います。
また、Z585に比べても、同等レベルで、優しさも兼ね備えてますので、Z785かZ585のどちらを選ぶのかは、ヘッド形状やヘッドの挙動で好みは別れるところではあります。どちらのモデルを選んだとしても、優しさは変わりがないので、優しさを求めているゴルファーにもZ785ドライバーはオススメです。
今迄のSRIXON(スリクソン)のプロモデルをイメージして購入してしまうと、優しさが、裏目に出る場合もあるので、上級者の方やヘッドスピードが速い方は、カスタムシャフトも視野に入れて、しっかり試打をした上で、ベストのZドライバーを見極めてほしいと思います。
SRIXON(スリクソン)Z785ドライバーの見た目とスペックを紹介!
SRIXON(スリクソン)Z785ドライバーの見た目!
Z585と同じく、ヘッド体積は、ルール最大級の460cm3になります。Z585ドライバーに比べると、若干ですがZ785ドライバーの方がコンパクトヘッドに見えます。
ライトウエイトカーボンクラウンを、クラウン部分に採用しています。軽量のカーボンを、クラブヘッド上部に採用することで、余剰重量3グラムをソール後方に配分して、球が上げやすいく、しかも、慣性モーメントが拡大しています。
フェイス面は、シャローフェイス形状で、球が上がりやすい設計になります。
今回、フェイスにはTi51AFカップフェイスが採用されています。昨今、各社トレンドでもある、フェイス面のたわみを利用した作り込みになっていて、それにより、高反発エリアが76%まで拡大しているそうなので、大きな飛距離が期待できます。
マレージンング胴カップフェイスをヘッド内部に採用することで、反発エリアを拡大し、芯が大きく作られているフェイス面です。
ソールには、サウンドリブを採用することで打球音にも、工夫されている作りになっているので、心地よい打球音が期待できます。
また、ソールに調整機能はなく、その代わりに、ヒール側にウエイトが設置されています。
シャフトはMiyazaki Mahana Sシャフトで、シャフト重量は51グラムのトルクが5.0の中調子シャフトで試打を実施。
脱着式で、フェイス向き、ロフト角、ライ角が変えられ、ヘッドの走りを助けてくれるようなシナリが特徴のシャフトになります。
SRIXON(スリクソン)Z785ドライバーのメーカースペック
ヘッド素材 | フェース:チタン(Super-TIX® 51AF) | |
---|---|---|
ボディ:8AL-2Vチタン | ||
クラウン:CFRPコンポジット | ||
チューニングウエイト(8g:ステンレス) | ||
ヘッド製法 | フェース:鍛造 | |
ボディ:ロストワックス精密鋳造 | ||
クラウン:加熱成型 | ||
仕上げ | フェース:サテン+黒IP仕上げ | |
ソール:ショット+ミラー+黒IP仕上げ | ||
#1 | ||
ロフト角(°) | 9.5 | 10.5 |
ライ角(°) | 58 | |
ヘッド体積(cm³) | 460 | |
クラブ長さ(インチ) | 45.25 | |
バランス | D2 | |
クラブ重さ(g)S | [1]303 [2]309 |
※メーカーのカタログスペック
Miyazaki Mahana カーボンシャフト
硬度 | 調子 | 重さ(g) | トルク |
---|---|---|---|
S | 中 | 51 | 5 |
SR | 中 | 49.5 | 5 |
R | 中 | 48 | 5 |
Miyazaki MIZU 6 カーボンシャフト
硬度 | 調子 | 重さ(g) | トルク |
---|---|---|---|
X | 中 | 58 | 4 |
S | 中 | 56.5 | 4 |
SRIXON(スリクソン)公開の目安適応ヘッドスピード
[1] Miyazaki Mahana カーボンシャフト | |
---|---|
S | 40m/s ~ 48m/s |
SR | 37m/s ~ 45m/s |
R | 33m/s ~ 42m/s |
[2] Miyazaki MIZU 6 カーボンシャフト | |
X | 45m/s ~ 52m/s |
S | 42m/s ~ 49m/s |
SRIXON(スリクソン)ロフト&シャフト・バリエーション
#1 | |||
---|---|---|---|
ロフト角 | 9.5 | 10.5 | |
[1] | S | ● ◎ | ● ◎ |
SR | △ | ● | |
R | △ | △ | |
[2] | X | △ | △ |
S | ● | ● |
●は通常生産、△は特注対応可、◎は左用の通常在庫
SRIXON(スリクソン)Z785ドライバーの試打レビューとデータ計測
SRIXON(スリクソン)Z785ドライバーを試打
打つ前までは、Z785ドライバーは捕まりを、抑えたモデルだと思っていましたが
実際ボールを打ってみると捕まりが良く、最初の一球は引っ掛ける球質になりました。
Z585より個人的にはZ785の方が捕まりが良い印象です。もしかしたら、Z585のドライバーよりZ785ドライバーの方が重心距離が短いのかもしれません。
個人的にはZ585ドライバーの方がバランス的に丁度良く、球質をコントロールできました。
今回、純正シャフトの試打でしたので、カスタムを入れたスペックの場合、違う結果になっていたかもしれません。
いずれにせよ、Z785ドライバーは、スライサーの方には、問題なく使えそうですし、捕まるドライバーで、逃したり、捕まえたり、コースレイアウトによって、打ち分けるタイプの方には、武器になってくれそうです。
反対に捕まらないドライバーで捕まえて打ちたい方には、イメージと球質が合わない可能性がありますので、しっかり試打していただきたいです。
■動画
実際に打ってみた際の動画は以下
撮影協力
井山ゴルフ練習場:https://www.iyama-golf.com/
SRIXON(スリクソン)Z785ドライバーの試打をYupiteru(ユピテル)でデータ計測
Yupiteru(ユピテル)で計測。(レンジボール仕様)
捕まりがいいことで安心感があり、ミート率も高い確率でマーク。
まとめ
今回は、Z785ドライバーを試打してきました。ドライバーをゼロから作り直せ!というキャチコピーの通り、SRIXON(スリクソン)のカテゴリーの中でも、過去最高に優しいドライバーと言っても過言ではありません。
機能的にも、ヘッドもシャフトも、捕まりよく、弾道の高さも充分出て、XXIO(ゼクシオ)的な機能も、併せ持ったドライバーなのではないでしょうか。
XXIO(ゼクシオ)ユーザーや、今迄プロモデルを敬遠していた方も、今回の優しいZ785のドライバーをぜひ使ってほしいです。また、アスリートゴルファーには、優しさが裏目に出てしまう危険性がありますので、シャフト選びや、ロフト選んびをしっかりチョイスしてクラブを選んで貰いたいです!!
中古品も見逃せない!!
合わせて読みたい!
ダンロップスポーツのSRIXON(スリクソン)Zシリーズのニューモデルが2018年9月22日に発売されました。同時に発売されたのは、Z585、Z785のドライバーとアイアン、さらにフェアウェイウッドとなります。
今回は、その中からZ585ドライバーの試打をしてきました。
その他の試打記事
2018年10月5日に発売されたYAMAHA inpres UD+2 ドライバーは、「やさしくつかまり高弾道で飛ばせる。」を掲げ「”ぶっ飛び”ドライバー」として、公式サイトでも紹介されています。
2018年11月16日に発売となった本間ゴルフの新作TW747のドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアン、ウェッジなど、全てが新たなモデルとして生まれ変わりました。今まで、「TOUR WORLD」と表記していたブランドロゴも「T//WORLD」と一新しています。
2018年2月に発売されたTaylorMade(テーラーメイド)の最新モデル、M4ドライバー。「真っすぐ、より遠くへ」という見出しで、新テクノロジーとなるツイストフェース&ハンマーヘッドを搭載しており、高い寛容性と飛距離性能が両立されたドライバーと公式サイトにあります。
2018年7月13日に発売されたRSシリーズ。フルモデルチェンジをした本ドライバーは、「さらに、飛ぶ、やさしい」を徹底追求し、前作から引き続きギリギリの高反発性能を実現しています。
今回は、公式サイトで「飛びの“芯食い”体験」と紹介されているXXIO X(ゼクシオ テン)のドライバーを紹介します。