2018年11月16日に発売となった本間ゴルフの新作TW747のドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアン、ウェッジなど、全てが新たなモデルとして生まれ変わりました。今まで、「TOUR WORLD」と表記していたブランドロゴも「T//WORLD」と一新しています。
公式サイトには、「さぁ、封印を解け!」というコピーのもと、新しくなったクラブが紹介されています。
今回は、TW747 ドライバーを試打してきましたので、レビューしていきます!

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本間ゴルフTOUR WORLD TW747 455 ドライバーをゴルフハック編集部が分析!

本間ゴルフTOUR WORLD TW747 455 ドライバーは、どういう人にオススメか?

グラフの通り飛距離性能抜群ですが、勝手に捕まるクラブではなく、捕まらないクラブを捕まえて打つと、飛距離が出るようなクラブなので、左に捕まるのが怖い上級者には相性がいいドライバーになります。また弾道は低めなので、いつもよりロフト角を上げて使って欲しいと思います。

本間ゴルフTOUR WORLD TW747 455 ドライバーの見た目とスペックを紹介!

本間ゴルフTOUR WORLD TW747 455 ドライバーの見た目!

ヘッド体積455cm3のヘッドはコンパクトに見え操作性が良い印象です。

世界最軽量カーボンリブクラウンは、クラウン部分を軽くすることで、ソールが重くなり、低重心を実現しています。

フェイス部分の見た目はディープフェイスで強弾道が出る印象。

4ファングテクノロージは、クラウン内部の上部の2箇所とソール側の2箇所の計4箇所に4つの牙を搭載することでインパク時にエネルギーロスが防げる設計になっています。

フェイス部分のヒール側に、調整機能である、ノンローテーティングシステムがあります。

こちらは、本間独自の調整機能で、シャフトを抜き差しせずに、フェイスアングルが変えられるので、シャフトのスパイン角度を変えずに調整が可能。

調整幅は以下の通りになります。

フェイスアングル ±1.5
ライ角      ± 2
ロフト角     ± 1

シャフトスパインとは、シャフトの製造のカーボン巻きつけ工程で部分的に重なりができてしまうので、シャフト全体の均一性を持ったシャフトは存在せず、簡単にいうと、シャフトのロゴの向きなどは関係なく、シャフトには裏と表がある。スパイン調整してクラブを組むと、シャフトの振動数やシナリの方向が正しくなり、シャフトが本来持っている性能が最大限に発揮できると言われていますが、シャフトスパインは影響がないという意見もあります。

シャフトはVIZAR D For TW747 50のSシャフトでカラーリングは落ち着いた印象。

P-SAT精密スパイン管理とは、本間は自社でシャフトを開発と製造をして1本1本シャフトのスパインアングルの検品を100%行っています。

本間ゴルフTOUR WORLD TW747 455 ドライバーのメーカースペック

ヘッド素材 / 製法Ti6-4+カーボン(ET40) / 鋳造
フェース素材Ti6-4 / 鋳造
ロフト角(°)9.510.5
ライ角(°)59.5
ヘッド体積(cm3)455
重心距離(mm)41
重心深度(mm)39.540
長さ(インチ)45.25
バランス /総重量(g)VIZARD For TW747 50RD1.5 / 304.5
VIZARD For TW747 50SRD1.5 / 306
VIZARD For TW747 50SD2.0 / 307.5
VIZARD FD 6SRD3 / 314
VIZARD FD 6SD3.5 / 315.5
VIZARD FP 6SRD2.5 / 316
VIZARD FD 6SD2.5 / 317.5

※メーカーのカタログスペック

本間ゴルフTOUR WORLD TW747 455 ドライバーのシャフトメーカースペック VIZARD For TW747 50

フレックスRSRS
重量(g)51.55354.5
トルク(°)4.954.94.85
振動数(cpm)248256264
チップ径/バット径(mm)8.6/15.28.6/15.28.6/15.3
調子中調子

※メーカーカタログスペック

VIZARD FD

FD5678
フレックスRSRSSRSXSXSX
重量(g)51.55354.56162.565.572758285
トルク(°)4.74.654.643.953.853.453.3532.9
振動数(cpm)260268276278286302288304293309
チップ径/バット径(mm)8.6/15.28.6/15.28.6/15.38.6/15.68.6/15.68.6/15.78.6/15.68.6/15.78.6/15.78.6/15.8
調子中先調子

※メーカーカタログスペック

VIZARD FP

FP5678
フレックスRSRSSRSXSXSX
重量(g)5354.5566364.567.574778487
トルク(°)4.754.74.654.0543.93.53.43.052.95
振動数(cpm)256264272273281297283299289305
チップ径/バット径(mm)8.6/15.18.6/15.18.6/15.28.6/15.58.6/15.58.6/15.68.6/15.68.6/15.78.6/15.78.6/15.8
調子手元調子

※メーカーカタログスペック

本間ゴルフTOUR WORLD TW747 455 ドライバーの試打レビューとデータ計測

本間ゴルフTOUR WORLD TW747 455 ドライバーを試打

実際構えてみると体積455cm3のヘッドでコンパクトの形状でコントロールしやすそうな形状で強弾道が出そうなイメージのヘッドになっている印象でした。フェイスの向きもほぼストレートの顔つきです。

実際打ってみて驚いたのは、球が左にいく気配が全くなく、大きなフックを打とうと思ってもストレートに飛んでいきます。また打音は静かな印象で、打った手応えもあまり伝わらない印象。対象ヘッドスピードは45m/sはないと厳しい印象です。

球の上がり方も、ヘッドスピードがないと低弾道になりやすく、ヘッドスピードを出して打つと、中弾道で力強く飛んでいってくれる印象でした。

シャフトは中調子で粘りが強く、決して先端が走ってくれるようなシャフトではないですが、先端が少しだけ、微妙にしなる感じで、全体的な調子のテイストは粘りが強い中調子のシャフトの印象でした。

捕まらないから、捕まるようにヘッドスピード上げて捕まえて飛ばせば、飛距離性を
引き出せるドライバーだと思いました。

昨今の簡単に捕まって飛距離を出るようなドライバーとは対局にあるドライバーで、完全に上級者仕様の印象です。

ですから、ヘッドスピードが遅いゴルファーには厳しいドライバーだと思いますが、ヘッドスピードがある程度あり、左に捕まり過ぎて悩んでいるゴルファーにはチーピンが防止ができる良いドライバーだと思います。

■動画
実際に打ってみた際の動画は以下

インパクト動画

撮影協力
井山ゴルフ練習場:https://www.iyama-golf.com/

本間ゴルフTOUR WORLD TW747 455 ドライバーの試打をYupiteru(ユピテル)でデータ計測

Yupiteru(ユピテル)で計測。(レンジボール仕様)
上級者には嬉しい捕まり過ぎないヘッドだから、強振できそうなドライバーです。

まとめ

今回は、本間ゴルフのTW747 455 ドライバーをインプレションしてきました。感想としては、とにかく良い意味で捕まらないドライバーの印象でした。

昨今、アベレージゴルファー向けのドライバーが売れ筋の市場で、上級者向けに作ったと思われるTW747 455 ドライバーは本間ゴルフの本気を感じましたし、自社工場での製造の品質の良さを感じました。
上級者やプロには実戦向きで、逃すこともできるので、安心感があるドライバーだと思います。アイアンに例えて言うなら、マッスルバックのようなドライバーなので、腕に自信があるゴルファーには、ぜひ使って欲しいドライバーです。

中古品も見逃せない!!

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